4:30~35

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30 :名無しさんなんだじぇ:2010/10/16(土) 06:25:48 ID:0v4MWpIk 撫子「あ、紬お姉ちゃんだ。いらっしゃい」 ムギ「皆さん、ラジオご苦労さまです。疲れているところ申し訳ないけどちょっといいかしら」 かじゅ「ああ、収録も終わって雑談していたところだからな。しかし、ああいう場で話すのはやはり緊張するものだな」 小萌「先生は教壇に立つ身ですから平気でしたよ。それで用件はなんでしょうか?」 ムギ「では…こらちへどうぞ」 ふじのん「…失礼します」 かじゅ「!」 撫子「!」 小萌「!」 かじゅ「紬、これはどういう趣向だ」 ムギ「それはね……ヒソヒソ……それで、藤乃さんに語って欲しいの。藤乃さんもひとまず彼女たちの話を聞いてください」 ふじのん「…わかりました」 かじゅ「……そうだな……藤乃、私はおまえのした事を許していないし、それに殺された事にとても後悔している。私はモモ…いや、東横桃子の傍にいたかったよ。     でも、私がここに来てからは……モモが私の為にゲームに乗り、無理してまで人を殺め、傷付き苦しんでいる様を見ていて……とても辛いんだ」 撫子「撫子は……正直いうとまだ怖いと思う。ここから会場の様子を見ていて、藤乃さんが改心して罪を償おうと頑張っていたことを、撫子は知っているよ。    それが正しくて、素晴らしい事だと思うよ。…でも、ごめんなさい…藤乃さんを真近で見ていると……あの惨状を思い出して……」 小萌「先生は自分の職務を真っ当したまでで、貴女に殺された事に対しては、全くとはいいませんがそんなに恨んではいません。    ですが、貴女の罪はとても重くとても見過ごせるものではありません。ですので、貴女には重々その罪と向き合ってもらいたいと思います」 ムギ「最後に、私からも言わせてもらいます。私もあの時の貴女に恐怖しましたが、それよりも撫子ちゃんを助けられなくて、自分の無力さに心底嫌悪したわ。    その後、友達に助けてもらった……なのに、私は彼女を信じられなくなって、二人も殺めてしまい、さらには親友にさえ手に掛けようとした。    ……結局は別の友達のおかげで未遂に終わったけど、とても深い罪を背負ったわ。……全ては、私の心が弱かったのが原因。だから自分自身を恨んでいる。    …でもね、これは身勝手かもしれないけど、…直接は関わってはいなくても、貴女が起因だと思うの。なんでここまで苦しまなくちゃならないのか、って」 31 :名無しさんなんだじぇ:2010/10/16(土) 19:02:48 ID:U6tRdhi. カイジ「(ふじのんとその被害者のやり取りを遠目で見つつ)あいつら…どうなるんだろうな…」 アーチャー「さあな。だがあの様子なら彼女達だけでなんらかの答えを導き出すだろう…更に泥沼に嵌るより遥かにマシだな」 とーか「真田さんだけ、まだ向こうでプレイ中ですわね…」 アーチャー「あいつは知らんな」 利根川「ふん、カイジよ、人の贖罪の行方の心配をしてる暇があったら…」 カイジ「だ、黙れっ!! 大体お前も言える立場か!! 帝愛の非道なやり口でどれだけの人間が不幸になったかっ!」 真宵「…………」 利根川「ふん、知らんな。私はただ金を返せない人間の救済をしただけだが? それに一度死んだ人間を再度殺した所で何の罪があると言うのだ?」 ディート「利根川殿をただ金貸しとしての仕事を果たしただけ。そちらのお嬢さんの件も簡単に自分を幽霊だと吹聴するからトラブルに巻き込まれるのだ。      そう、我々は自分の仕事をしただけ、周りが騒いでいるだけで我々は断罪されるようなことは何一つしてやいないのだ」 マーボー「私も神の代行者としての務めを果たしてるだけのこと」 カイジ「お前ら、帰れっ!!」 とーか「こ、この連中は……」 アーチャー「ほっておけ。相手をするだけ調子に乗るぞ」 唯「ムギちゃん…」 あずにゃん「ムギ先輩…」 上条「ああいう空気は苦手なんだよな。それにうちの担任も加わってるのも不幸…いや、今回は当事者じゃないだけマシか」 32 :名無しさんなんだじぇ:2010/10/16(土) 19:59:10 ID:0v4MWpIk ムギ「どうかしら、私達の想いは?」 ふじのん「(心苦しそうに胸に手を当てて)……本当に!」 かじゅ「謝らなくていい。謝る必要すらないからな」 ふじのん「…っ!(負い目を顔に表す)」 撫子「ごめんなさい、でも、反省してもらうより、私達でやりたいことがあるの」 小萌「なので申し訳ないですが、そこの椅子に座って目を瞑ってください」 ふじのん「…はい」 小萌「目を閉じましたね、じゃあ撫子ちゃんは靴を脱がせてください。ゆみちゃんに紬ちゃんは…」 ムギ「もう準備していますよ。撫子ちゃん、はいこれ」 かじゅ「先生もどうぞ」 ふじのん(…何…?!…何をされてもいい覚悟はしているけど、やっぱり怖い…) ムギ「みんな、準備できたね」 撫子「それじゃあ、せーの!」 こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ ふじのん「ひゃっ?!?!く、くすぐっきゃはっ!?ひっ、はっ、くっ、くっ、くっ、あは、あはははは、や、やめ、あはははははははっ!      そこは、ひひっ、弱い、あははっ、ひゃはっ、ひゃめっ、あひゃひゃひゃひゃっ、死んじゃ、あーはっはっはっ!!!く、苦し、あはははは                     ~~~しばらく笑い悶える声が続きますので省略~~~      けほっけほっ、はぁっ、はぁっ、ひぃー、ふぅー、……………これは何ですか?」 かじゅ「何って、これがお前に対する制裁さ」 小萌「はい、これで生前の因果もチャラですぅ♪」 ふじのん「……え?」 ムギ「ごめんなさいね、思わせぶりな台詞で傷つけたり怖い思いをさせてしまって」 撫子「でも、もう何もしませんから安心してください」 ふじのん「……わからないです。私はあなたたちに酷い事をしてしまいました。なのに、なんでくすぐられただけで何もなかったことになるのですか?!」 ムギ「藤乃さん、貴女は生前に自分の過ちに気付いて苦しみそれでも向き合おうとしていた。その姿を見ていたから、私達の心はもう許しているのです」 小萌「私達の想いを受け止めてくれたならそれで十分です。それに、藤乃ちゃんのような可愛い生徒に厳しい罰を与えるなんて先生にはムリです」 かじゅ「ここでは現世の恨み辛みを一度制裁して以後引きずらない制度がある。でも、その残滓もさっきので消えたから、あとは仲良くするだけだ」 撫子「撫子もね、藤乃さん…ううん、藤乃お姉ちゃんと仲良くおしゃべりしたいよ。今はまだ心の準備が整っていないからちょっと難しいけど、撫子頑張る!」 一同「だから、貴女を歓迎します。今後ともよろしくお願いいたします」 ふじのん「皆さん………ありがとうございます!私の方こそ、よろしくお願いします!」 34 :名無しさんなんだじぇ:2010/10/16(土) 21:33:47 ID:U6tRdhi. カイジ「ぷっ、なんだありゃw 心配して損したな」 上条「まあ、なんだ、丸く収まってよかったぜ」 アーチャー「ふっ、殺された本人達があれでいいと言うのならあれでいいのだろうな」 唯「なんだろう、安心したら今度は涙が止まらないよ…ぐす…」 あずにゃん「私もです…えぐ…」 とーか「まったく、なんだかんだありますがみんなお人よしですわね…」 幸村「親方様ぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!! 拙者、勝利いたしましたぞおおぉぉぉぉぉぉっ!!!」 ヴァン「だあああああっ!! 何度も何度もうるせえんだよおっ!!」 35 :名無しさんなんだじぇ:2010/10/16(土) 21:42:24 ID:YHulxCY2 黒桐「どうやらみんなに受け入れてもらえたようだね」 ふじのん「はい!」 黒桐「ああ、あとかごめかごめは歌わないように」 ふじのん「?」 >>34 ???「幸村ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!”御館様”だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

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