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433 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/24(火) 20:25:13 ID:mnWUGuMQ ~~ムギの私室~~ コンコン 真宵「私です。入ってもいいですかー」 ムギ「ええ、問題ないわ」 ガチャッ ムギ「で、今回は何の用かしら」 真宵「はい、次の水泳大会にて風紀委員を完膚なきまでに叩き潰し草加さんをm9(^Д^)プギャーするための奇策ができたので確認を取ってもらえればと」つ作戦状 ムギ「(チラッ)これに印を押せばいいのね?」 真宵「この奇策の中身は聞かないのですか」 ムギ「やりたいんでしょ?そういうのを」 真宵「……はい!」 ムギ「ならば好きにしていいわ。責任は私がすべて取るから」 真宵「了解しました。後、オーナー……いえ、紬さん」 ムギ「何かしら?」 真宵「ずいぶんと立ち直りが早いですね。唯さん、律さん、梓さんはまだふさぎこんでいるのに……」 ムギ「……私は仮にも人の上に立つ人間だからそうそう人に弱い部分を見せるわけにはいかないのよ」 真宵「でも……」 ムギ「それにね」 真宵「?」 ムギ「私はまだ何も成し遂げてはいない。だからこのままじゃどんな形であれ、澪ちゃんに胸を張って会えないと思うの」 真宵「秋山さんに会う?」 ムギ「ええ、だって私はまだ澪ちゃんには謝れてないもの。『目の前で死んじゃってごめん。あの時、私は貴女の知る琴吹紬じゃなくなってしまってごめん』って。でも今の私に会ったらミオちゃん、幻滅するかも。今の『私』はいつもの『私』から十分にかけ離れた存在だから」 真宵「そんなことないと思いますよ。秋山さんは形はどあれ『貴女』、いえ『貴女たち』との再会を望んでいるのですから」 ムギ「ありがとう……でも私たちは澪ちゃんに会うわけにはいかないのよ。私たちは死者で澪ちゃんは生者なんだから……矛盾よね、これって」 真宵「……」 ムギ「それに私は進まなきゃならないのよ。すべてを飲み込み、私の一番の目的……『皆への報い』を達成するために。両手を血に染め、親友までもその手にかけようとした私を受け入れてくれた親友のために……」 真宵「『報い』?」 ムギ「ごめん、少ししゃべりすぎたわね。そのことについては刻がくれば教えてあげる。後ここでの話は他言無用よ。皆に話すと無駄な心配をさせちゃうから」 真宵「……了解しました」 ムギ「用はそれだけかしら?」 真宵「はい、それでは失礼します」 ムギ「うん、お疲れさま」 バタン 真宵「……(カチャ、チラッ)」 ムギ「ふう、少ししゃべりすぎたわね。気をつけ……あれ、気を抜いたら涙が……」 真宵「(やはりムリをしてたんですね)」 ムギ「澪ちゃん、もうがんばらなくていいのよ……人を殺すってことは何よりも辛く、重く、痛いことなのよ……」ボロボロ 真宵「(まったく……これじゃ私たちがきちんと支えてあげないとダメじゃないですか。まあそんな部分が貴女の魅力でもあるのですが。はぁ、ガンダムバカは早く戻ってこないのですかねえ)」

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