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940 :名無しせずにはいられないな:2010/03/06(土) 01:57:10 ID:M9KmuUAI
あずにゃん「加治木さん、唯先輩は本当にもうなんなんでしょうか…」
かじゅ「中野、平沢の事はともかく、君はどうなんだ?」
あずにゃん「…え?」
かじゅ「君は平沢の事をどう思っているのかと聞いている」
あずにゃん「そ、それは、大切な先輩ですし、大事に思ってます」
かじゅ「煮え切らないな。君が平沢に対して抱いている感情は愛なのか、と聞いているんだ」
あずにゃん「それは…わかりません。でもそんな気持ち抱いた所で無駄じゃないですか。だって女の子同士ですし」
ガタッ!
かじゅ「 同 性 だ か ら ど う し た ! 」
あずにゃん「ひ、ひぃっ?!」
かじゅ「いいか、中野。君は贅沢だ。
好きな人間に対して告白し、あまつさえキスをし、そして愛を交歓し合ったと言うのにそれを無駄だと?!いい加減にしろ!」
あずにゃん「は、はひ…」
かじゅ「世の中には友情をはぐくみ、それを愛にまで大事に育て上げ、ようやく実ろうとしたその瞬間、あっさりと刈り取られ、断絶させられた人間が居るのだぞ?!
君のように死してなお、思い人に思いを伝えられるような人間は、その幸運をかみ締めるべきだ!」
あずにゃん「加治木さん…」
かじゅ「…興奮してしまったな。すまない。とにかくまぁ平沢のことは許してやれ。
先ほどの彼女の行動も君のことを思っての事だ。少々的外れなところもあるようだが、彼女なりに君を心配しているのだろう」
あずにゃん「はい…」
かじゅ「わたしからは以上だ。あとは君次第だろう。…愚痴を言ったのは私のほうだったな、すまない」
あずにゃん「い、いえ。…加治木さん」
かじゅ「なんだい?」
あずにゃん「すみませんでした。でも、私はやっぱり唯先輩を想う事は出来ても、添い遂げることは出来ません」
かじゅ「それも選択肢の一つだな。中野の決定に私がとやかく言う筋合いはない」
あずにゃん「…はい」