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794 :名無しさんなんだじぇ:2012/06/24(日) 01:23:56 ID:6IwNpCOA ~病院の一室~ 黒子「うーやはりケガをした状態であの類人猿を攻めるのはいささか無理がありましたわ」 士郎「黒子、上条も爆発に巻き込まれたとかで大変だったんだぞ。少しは…」 黒子「わ、わかってますわよ…でも…」 士郎「でも?」 黒子「あーもう士郎さんはデリカシーのない!」 士郎「なんでさ」 黒子「そういえば士郎さんって傷の治りが早いですわね。私と同じくらい手酷く明智さんにやられたというのに」 士郎「ああ、なんでかしらないけど昔から傷の治りは早くてな。理由はよくわかんない」 黒子「むう…今度資料室で調べてみましょうかしら。それにしても明智さんがあんな性格だったなんてこっちに来てから初めてしりましたわ」 士郎「ああ、戦国武将だけあって強かったし。セイバーがいなきゃもっと酷いことに…」 黒子「そうですわね…士郎さん」 士郎「ん、何」 黒子「あなたが今考えていることを当ててさしあげますわ。ズバリ秋山さんのことでしょう?」 士郎「…黒子はすごいなあ、なんでもわかるのか」 黒子「現世からの付き合いですもの」 士郎「…あの時、明智の正体に気付けていれば秋山は…」 黒子「…てい!」ポカッ 士郎「痛っ!」 黒子「多くの場数を踏んでいるグラハムさんですら見抜けなかったことですわよ。それを私たちにわかれというほうが無理ですわ。それに」 士郎「それに?」 黒子「悪いのは全て明智さんですから士郎さんに責はありませんわ。だから『だいたいあいつのせい』と考えたほうが肩の荷が降りて楽になりますわよ」 士郎「そっか、それもそうか…」 黒子「だから気楽に行きましょう。今回は取り逃がしましたが次こそは!」 士郎「ああ!」 ~隣の病室~ セイバー「シロっ、ぐっ…うあああああ!」ガチャガチャ ユフィ「さすがキャスターさん謹製の捕縛用の鎖です。効果てきめんですね!」

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