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808 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/17(土) 19:58:19 ID:3NL7w5P.
【第二安土城内】
部長「はは…これは今度こそダメだわ」
< 残り"三分"です >
部長「体力使い過ぎたかなぁ…足腰が立たないわ…
生き返ったら毎日走り込もうかな…
一階に爆弾集めたのが裏目ったわねぇ…。どうあがいても爆風モロに浴びて瞬殺じゃない。
まぁ…痛いの嫌だから即死の方がいいのかな~」
< 残り二分です >
部長「死ぬのはこれで二度目かぁ。梓に突き落とされた時は実感する間もなかったけど…
今回はなに考えながら死のうかしら…」
< 残り一分です >
部長「はやっ!あーえーっと急がなきゃ!
えーっとえーっと天江さんと激しい麻雀が出来ますように!
ついでにあたしの恋人になってくれたら御の字です!
もっともっと可愛い子たちと仲良く出来ますように!
もっと麻雀がしたいです!
やった三個願い事言えた!
あー違う!流れ星じゃないんだから!
…誰か突っ込んでよ、もう」
部長「あー死ぬのって寂しいなぁ…」
部長「今度死ぬ時はあの子が傍に居てくれないかなぁ…」
< 残り三十秒です >
809 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/17(土) 22:30:58 ID:Q7u5.fmI
―――サザーランド内部―――
衣「おおー速い速い!」
インデックス「これならあっという間なんだよ!」
C.C.「………おい」
衣「ん?何だシーちゃん?」
C.C.「何で二人ともコクピットに乗ってるんだ?」
インデックス「正直掌の上はもう勘弁なんだよ」
C.C.「…それにしても一人乗りのコクピットに三人乗り込むのは無茶だろ…いくらお前たちが小柄でも…」
衣「む、今衣がチビだと馬鹿にしたな?」
インデックス「そこはかとなく幼児体型だと馬鹿にしたね?」
C.C.「自意識過剰な奴らだ…馬鹿にはしていない。見下しただけだ」
二人「「尚更悪い!!」」
C.C.「それよりこのサザーランド…所々壊れていると思ったが、どうやらある程度修理されているようだ…」
衣「え?そうなのか?」
C.C.「ああ…どうせなら完璧に修理すればいいものを…」
インデックス「…と言うより、まだ修理の途中って気がするかも…」
衣「ふーん…一体誰が修理してるんだろうな?」
―――機関室―――
デュオ「ハックション!…死んでも風邪なんか引くのかね…?」
810 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/17(土) 22:41:32 ID:3NL7w5P.
【某所】
ボボボボボ…プスン
C.C.「う~…うん?」
衣「どうした?」
C.C.「分からん。クラッチを入れ忘れた訳でもないのにエンストする」
インデックス「動かないの?」
C.C.「平たく言うと故障だ(ほっ」
衣「なんと…衣はここでものけ者なのか…。
みんなと一緒に楽しめないのか…」
インデックス「ころちゃん元気を出して!
今は無理でもいつかきっと動くようになるんだよ!」
衣「うぅっ…うああ…うえええ~ん!
グラハムすまない!衣はここでも役立たずだ~うえええ~ん!」
C.C.(…しまったな。これはかなり厄介だ)
タタタタタタ、キキーッ
とーか「衣を泣かせたのはだれですの!?」
インデックス「ふえっ?!いきなり誰!」
衣「とーかぁ~!ロボが動かなくてぇ衣が役立たずでぇグラハムがぁ~!」
とーか「分かりましたわ。このロボを直せばいいんですのね?」
C.C.「いや、これは精密機械でお嬢様には修理は…」
とーか「ハギヨシ!」
パチン
インデックス「ふええええ~?!誰も手をつけてないのにひとりでにピカピカになっていくんだよ!」
C.C.「は、速いな」
衣「うわーうわああー」パアアア
バンッ!
とーか「修理完了のようですわね」
衣「凄いぞ、とーか!素敵滅法!」
とーか「礼ならハギヨシにおっしゃいなさいまし」
衣「ハギヨシ…?ハギヨシもこれに参加させられてしまったのか?」
とーか「よくは分かりませんが死んだ主に尽くすこの手捌き!
まさしくハギヨシの仕事ですわ!」
衣「確かに!週数百点のカラー背景を瞬時に処理していくがごとき手並みはまさしくハギヨシ!
ありがとう、ハギヨシ!衣はよき執事を持った!」
とーか「さぁ、衣!素晴らしい城郭を貴女にお見せしますわ!」
衣「うわー!さすがはとーかだ!」
インデックス「…凄い勢いなんだよ」
C.C.「ついていけないな…」
とーか「さぁ!お願いいたしますわ!レッツ第二安土城!」
C.C.「やれやれ…」
811 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/17(土) 23:05:49 ID:3NL7w5P.
【本部】
ヒイロ「GN粒子砲ならこのGNバスターランチャーが…」
デュオ「アホっ!竹井を消滅させるつもりか!」
セイバー「ならばエクスカリバーで…」
デュオ「ドアホっ!死者スレを廃墟にする気か!」
ヘラクレス「思いっきりぶん殴るとか」
デュオ「それで結界が割れたら苦労しねーよ!機動兵器で試しまくってんだよ、こっちは!」
小萌「あぁ~どうしたら~」
真宵「第二安土城へ向かう機影2、確認!」
カギ爪「どうやらあれは…グラスゴーと馬のようですねぇ」
真宵「結界を破らなければ意味なんてないのに…」
< 爆発まであと三十秒! >
812 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/17(土) 23:24:02 ID:3NL7w5P.
【第二安土城前】
律「クソッ!開け!開けよー!」ドンドンッ!
キャスター「高速詠唱…クッ間に合わない…」
ガンダムバカ「もう諦めろ!すぐ爆発する!」
アーニャ「バカな…っ!中にタケイがっ!」
ガンダムバカ「俺達は死者と言えど人間だ
人は存在する限り存在する事を放棄してはならない」
律「あんた…久がどうなってもいいのかよ!」
オーナー「りっちゃん…ガンダムバカの言う通りよ…
引きましょう。竹井さんの意志をフイにしてはいけないわ」
律「くっ…」
ヒヒーン!
キャスター「馬?!ダメよ!そのまま結界に突っ込むだなんて自殺行為だわ!」
オーナー「福路美穂子…?」
パリーン!
アーニャ「わ、」
律「結界が!」
キャスター「嘘っ?!」
オーナー「割れた?!」
< 残り二十秒 >
813 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/18(日) 00:01:21 ID:rFtbOIsQ
【第二安土城内】
部長(あと三十秒、か。死ぬのはやっぱりなれないなぁ…
う…今になって怖くなってきた…!ヤダ…震えが止まらない…!
死にたくない!いやよ、なんで私が死ななくちゃいけないの?!
神様…拝んだ事なんて一回も無いけど拝ませて下さい…!
あたし、死にたくなんてありません!)
パリーン
部長「え…?!天使…?」
美穂子「上埜さん!捕まって!」
部長「え…?!な、なに?!」
ガシッ
部長「なんで貴女が?!」
美穂子「いいから早く!キャッ?!」
ドサッ
ヒヒーン…
美穂子「そんな…あなた、脚がもう限界なの?!」
抱きっ
美穂子「え…」
部長「良かった…死ぬ時はあなたと一緒がよかったのよ…」
美穂子「…!私も…です…」
< 残り10秒 >
814 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/18(日) 00:40:43 ID:eTrX.w/2
【第二安土城前】
キキーッ
とーか「さぁ着きましたわ!ここが貴女の為だけに築城した
その名もKOROMOキャッスルですわ!」
衣「うわぁースゴイ!勇壮だぞ、とーか!」
インデックス「うわ、デカ…うえっ?」
ガシッ!ヒョイ、ポイ
インデックス「んもー!なに操縦席からレディを放り投げてるんだよ!」
アーニャ「C.C.、突っ込め」
C.C.「…あとで事情は聞かせてもらうぞ」
【第二安土城内】
部長「浮気してごめんなさい…」
美穂子「いいんです…それはもう、いいから…」
ギュゥゥゥゥーン!
アーニャ「タケイー!」
部長「…アーニャ?!」
アーニャ「機体に掴まって!」
部長「う、うん!貴女も!」
美穂子「はい!」
アーニャ「C.C.!バック!」
C.C.「Uターンの方が早い!」グッ
キュイイイイイイン!
刹那「よし、みんな力の限り退避ーっ!」
律「おー!」
とーか「あれ、皆さんなにを急いでいらっしゃいますの?」
衣「?」
馬イク(え…俺だけ城内においてけぼりなん…?)
カッ!
【カウント・ゼロ】