4:531~535

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531 :第二十四回死者スレラジオ~美女二人と不幸王~14/18:2011/10/23(日) 14:21:42 ID:x5gen87g ファサリナに橋から突き落とされた上条は、美琴の遺体も入ったデイパックを川に流してしまうも、何とか陸に這い上がる。しかし体よりも心のダメージの方が大きく、既に立ち直れないところまで来ていた。多くの者達に、自分の生き方、理想、信念を悉く否定され、遂に自分が間違っていたのかと、迷いを持ってしまう…。そんな彼の前に、薬局での戦闘を終えた一方通行が現れる。薬局であった出来事を語る一方通行に、何故そんなことをしたのかと問う上条。だが答えは聞くまでもなかった。自分があの時、美琴の遺体を優先したのが原因の一つになっているのは分かっていた。あの時一方通行に会えていれば、こんなことにはならなかった…。また自分が間違っていたと言う現実を突き付けられた上条。迷いは大きくなる一方だが、そこで一方通行に、リターンマッチを仕掛けられる。拳と拳でぶつかり合うが、迷いのある拳では、一方通行は倒し切れない。その腕を取られ、血流のベクトルを逆流させられる。大量の血が吹き出し、満身創痍の状態だが、それでも上条は迷い続ける。無意識に叫び、問う。何が悪かったのか?何が間違っていたのか?何がいけなかったのか?その答えは返ってきた。目の前の人物から…。今正に自分を殺そうとしている人物から…。お前は何も悪くない。お前は何も間違っていない。お前のしていることは正しい。一方通行ははっきりそう言った。理想を現実にするだけの力が、上条当麻にはあると…。遂に上条も悟る。今の自分に足りなかったものを…。それは仲間…。今まで隣にいた仲間達が、今はもういない…。だからこそ強くなりたい、上条は心の底からそう思う。強くなる為、まずは悪い幻想に囚われている、一方通行を助け出すと宣言。そして右の拳を振り上げ…そして…その拳は届くことはなく…一方通行の目の前で息絶えた…。 ファサリナ「………」 ユフィ「………」 C.C.「………」 戦場ヶ原「………」 上条「………」 筆頭「………」 神原「…以上で動向は終了だ…CMだ」 532 :第二十四回死者スレラジオ~美女二人と不幸王~15/18:2011/10/23(日) 14:22:12 ID:x5gen87g 神原「…ではフリートークの時間だが…」 筆頭「最後も随分派手なpartyをしてんじゃねぇか…」 ファサリナ「えぇ…」 ユフィ「………」 上条「…結局…俺は誰一人救えなかった…」 戦場ヶ原「上条君…」 C.C.「気にすることはないぞ」 上条「随分優しいな…」 C.C.「確かにアーチャーやレイが死んだのはお前のせいかも知れん…と言うかお前のせいだ」 上条「…それははっきり言うんだな…」 戦場ヶ原「でも…私達五人が死んだのは枢木君のせいだから、それに比べれば全然大丈夫よ」 ユフィ「………」 上条「それはここで言って大丈夫な事じゃねーだろぉぉぉーーー!!!」 戦場ヶ原「だって事実だし…」 C.C.「あそこでお前と別行動なんてスザクが言い出さなければ…どうなっていたと思う?」 上条「えっ?」 戦場ヶ原「きっと四人で一方通行と対面していたでしょうね」 C.C.「そうすれば、あの時はまだお前の信念は保たれていたのだから、一方通行を正気に戻すこともできただろう」 戦場ヶ原「枢木君が大怪我をすることもなく、薬局に行くこともなかったでしょう」 C.C.「人に偉そうなことを言っておきながら、結局あいつ自身も大きな間違いをしていたわけだ…私もお前を突き放したのだから、言えた義理ではないがな」 ユフィ「………」 上条「………」 戦場ヶ原「もう殺すことでしか、一方通行は救えない…」 上条「なっ!?そんなこと…」 C.C.「だがそれも難しい…スザクの一方通行の能力対策は、不完全だからな」 ユフィ「!?…どういうことですか!?」 ファサリナ「…やっぱり空気になりましたぁ…」 筆頭「…やっぱ寝てていいか?…と聞ける感じでもねぇな…」 神原「…CMだ」 533 :第二十四回死者スレラジオ~美女二人と不幸王~16/18:2011/10/23(日) 14:22:41 ID:x5gen87g 戦場ヶ原「枢木君は攻撃を当てる直前で、攻撃を逆方向に返せば、一方通行にダメージを与えられると思ってるようだけど…」 C.C.「それだけでは、『木原神拳』には程遠い」 戦場ヶ原「一方通行は、普段は攻撃を受けた時に、その向きを180度『反射』してるけど…」 C.C.「その設定は、一方通行自身が自由に変えられる…『反射』の向きを90度上にしたり、あるいは左右に振ったり…」 戦場ヶ原「実際、原作での木原数多との戦闘で、一方通行はその方法を考えていたわ」 C.C.「だが、その変えた『反射』の向きさえ、一方通行の能力を直接開発し、奴の性格、思考パターンまでも完璧に把握している木原には、通用しなかった訳だ」 戦場ヶ原「でも一方通行に会ってまだ一日くらいしか経っていない枢木君が相手なら、その対策で充分でしょう…」 C.C.「今回は時間制限があったから途中で逃げたようだが、次に直接対決したら、間違いなくスザクは死ぬな」 ユフィ「そんな…」 戦場ヶ原「まあ、一方通行の能力に、他にも制限がかかっていたら、話は別だけどね…」 上条「…そんなことはどうでもいい…俺はやっぱり、殺し殺されの解決法は認められない…」 C.C.「まあ…お前ならそう言うと思ったがな…」 ファサリナ「……揺るぎませんね」 上条「ああ、俺はもう迷わねぇ…自分の信念を曲げたりしない」 戦場ヶ原「まあ、もう死んでるから意味ないけどね」 上条「そういうこと言うなよ!」 筆頭「…やっぱ眠くなってきた…」 神原「もう少しだから我慢してくれ…CMだ」 534 :第二十四回死者スレラジオ~美女二人と不幸王~17/18:2011/10/23(日) 14:23:12 ID:x5gen87g 神原「さて、馬鹿な会話をしよう!」 上条「いや何で!?」 神原「こんな重い雰囲気のまま現世にメッセージを届けるのはよくないだろう?」 上条「…まあそうか…」 神原「しかし上条君はうらやましいな…今は戦場ヶ原先輩達と毎日一緒にいるのだろう?」 上条「全然よくねーよ…こいつら碌でもない事ばっかするし…疲れるだけだ…」 神原「つ、疲れる!?一体ナニをしているのだ!?」 上条「お前は何を想像してんだ!?」 戦場ヶ原「まあ神原の妄想はともかく、上条君はもっと誇るべきよ」 C.C.「こんな美女二人に、毎日挟まれているのだからな」 神原「は、挟まれる!?一体ナニをナニで挟んでいるのだ!!?」 上条「だから何を想像してんだ!!?」 ファサリナ「それはパ(ピーーー)のことじゃないですかぁ?」 上条「あっさり口に出しちゃう人がいたぁーー!!」 神原「く、口に出すだと!?」 上条「お前もいい加減にしろぉーー!!」 ファサリナ「お二人で満足できないなら…橋から突き落としたお詫びに…私がご奉仕しましょうかぁ?」 上条「い…!?いやぁ~…それは…」 戦場ヶ原「即座にツッコミ返せないなんて…」 C.C.「ムッツリスケベの童貞め…」 上条「しょうがないじゃん!!上条さんは思春期真っ盛りの男の子ですよ!?」 ユフィ「…パ(ピーーー)って何なんでしょう?一体何のお話をしてるんしょうか?」 筆頭「俺も分からねぇが…あんたが知っちゃいけねぇ話なのは確かだ…CMに入る…」 535 :第二十四回死者スレラジオ~美女二人と不幸王~18/18:2011/10/23(日) 14:23:35 ID:x5gen87g 神原「では最後に現世へのメッセージだ。まずはファサリナ嬢」 ファサリナ「はい…衣さん、グラハムさん…お二人とやった麻雀、楽しかったです。またやりたいですけど…その願いが叶わないことを祈っています。それから秋山澪さん…結局出会うことはありませんでしたが、貴方達のライブは素晴らしかったです。貴方達の一ファンとして言わせてもらいます。貴方に人を殺す武器は似合いません…ベースを演奏している姿こそが、一番美しい貴方だと信じています…」 神原「うむ…ではユフィ嬢」 ユフィ「はい…衣さん…結局会うことが出来なくて、申し訳ありません…自分の罪はここに来てから知りました。だから、ここからで失礼しますが、謝罪させていただきます…貴方のお友達を殺してしまって…申し訳ありませんでした…ルルーシュ、貴方は貴方の為すべき事をして下さい…そして、スザク…貴方にはもう一度言っておきます…どうか生きて…」 神原「最後に上条君」 上条「インデックス…助けられなくてごめん…一方通行…お前にはお前の守りたいものがあるんだろうが、人を殺して守るなんてのは間違ってる…そして生き残ってる全ての奴ら…俺はやっぱり自分の信念は曲げない…どんな解決法でも、人が死んでハッピーエンドなんてありえない…だから殺し合いなんてやめてくれ…今からでも、みんなが笑って終われるハッピーエンドを目指してくれ…」 C.C.「…相変わらずの偽善ぶりだな…」 神原「では締めに行こう!お相手は神原駿河と!」 筆頭「伊達正宗と!」 戦場ヶ原「戦場ヶ原ひたぎと!」 C.C.「C.C.と!」 ファサリナ「ファサリナと!」 ユフィ「ユーフェミア・リ・ブリタニアと!」 上条「上条当麻でお送りしたぜ!」 神原「ではまた次回!!」 【第二十四回死者スレラジオ 終了】

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