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正義の意味


ここはいったい何処なんだ…?


彼の一番最初に抱いた疑問
至極当然の疑問だが、それに答えることができる人物は誰もいなかった

目の前には十分過ぎるほどに立派な都市が広がっている。
ついさっきまでいた場所とは大違いだった。

「何がどうなっているんだ、俺はどうして…」

おそらく5分前であろう時間の記憶さえはっきりしない。
光に飲まれた先には、今見ている光景があり、それ以外には自分しか存在していない。
まるで気味の悪いSF小説のようだ。
だけど俺はそんなものは信用しない。
これは現実だろう、そう心に言い聞かせた。



「仕方がない、いつまでもここに留まるっているわけにはいかない。」

これは殺し合いをするプロジェクトである、と彼女は発言した。
そしてその直後に殺害されたあの男性――――――誰かの父親のようだった…
夢ではなかった――――

もしも彼女の言うとおり、殺し合いに参加する人物が現れたら厄介だ。
いつどこから襲われるかわからない。
移動した方がいいと、すぐに判断した。



自分の現在地はF-5、都市部に入るか入らないかの位置だ。
森の方へ向かうかと考えたが、なにぶん遠く、南の方角へは橋を渡らなければいけないようだ
だとしたら、すぐ目の前に広がる都市に入っていくのが、移動の手間も省けて一番安全だろう

地図をしまう際に、このプロジェクトの参加者を確かめた。

「70人もいるのか……全員が、無理矢理に連れてこられたのか。」

その中には自分の知り合いの名前が数人書かれていた。

「キラ達までいるのか、大丈夫なのか…」

キラやシンは大丈夫だと思うが、ラクスとルナマリアに関しては不安が募った。
二人とも女性だから、こんな状況に耐えられるとは思えない。
助けに行きたい、だが居場所がわからない。
このままでは助けに行けない。

俺は心の中で怒っていた。無力な自分に対してであるが、こんなことを考えた連中に対する怒りがほとんどだった。
なにをふざけたことを、と考えても相手に伝わることはない。
怒っていても意味がないから、すぐにやめる事にする。


これからどうするかを考えるべきだが、他のみんなを探し出す余裕はなかった。
闇雲に探し出すこともできず、なら、一番最初に行き先に決めた所へ行くしかなかった…



「すまない…」

無事でいてほしい…そう願うしか、自分にはできなかった。




俺は雑草の見えない地面から一歩ずつ、コンクリートで覆われた道路を渡りだす。
何分か歩けば安全な場所を探すことができる。
このプロジェクトについて考えるのは、それからだ……

歩きながら、ふと空を見上げる
ビルに囲まれて、浮かんでいるはずの星があまり見えなかった。
でも全く見えないわけじゃなかった。
ビルの隙間から点々と小さな星が見える。
それが、俺の緊張を少しだけ解してくれたような気がした。

そして、そのまま歩き続ける。
都市の入り口に差し掛かろうとしたところで、俺が考えていたことはたった一つだった。


―――――「生き抜いて見せるさ…みんなと一緒に…」





【F-5 都市部 1日目 深夜】

【アスラン・ザラ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY】
【状態】健康
【装備】今のところ不明
【道具】支給品一式
【思考】1、ひとまず安全な場所を探す  
    2、キラ達の居場所の情報を集める
    基本:おとなしく殺されるつもりはない




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