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一発必中、それは一撃必殺


「さてと、どうしたもんかね。」

自分が今いる場所は、森の中だった。
あの暗い建物の中から、フォールドに似た光に飲まれてからここにいる。
グレイスもいたことから、多分間違いないだろう。

しかし、状況が全く分からない。
唯一分かっていることは、殺し合いを強制されている事と、
目の前で人の首が飛んだって事だけだ…………

これが夢ならどんなに嬉しいか…







ここでいつまでもボ~としとくのはさすがに危険か。
自分のいる場所は森は森の中でも道が走っていた。
馬鹿正直な奴はこういうところを直接歩くからな。
こんなゲームに乗ってる奴がそうそういるとは思えないが、用心にこしたことはない…か。

俺はバックを左肩にかけ、歩きだそうとした。

その時俺は気付いた。
自分の背後に人がいる…と
視線を感じる。
相手は既に俺を見つけているようだった。
どうするか考える暇もなく、相手が先に動いた。




「そこの人、動かないで!」

女の子か…?
まさかこのゲームが始まって最初に遭遇したのが女の子とはね……
しかも相手の位置はさっきまでの道と逆方向だ。
開始位置の運が無かったっていうのかよ…

いつもなら振り返って顔を見ようとするんだが…………
さすがにそんな状況じゃないか。

「荷物を下ろして、両手を挙げて。」

仕方なく言うとおりにする。

こちらからは、当然だが彼女の顔は見えない。
それはつまり武器も見えないって事だ。
武器が銃器類か鈍器の類か。
それで行う行動も変わってくる。
なんとかして相手の方を確かめないといけない。



危ないがやってみるか。

「ねえ君、そんな怖い事言ってるけど、このゲームに乗る気なの?」
「……………………………………………」

黙り込んだか。挑発には乗ってくれないか。
しょうがない、なら後はバックを取りに近づいた時しかチャンスはない。







「いい、動かないでね。」

少しづつ近づいてくる。
10メートル。
9,8,7,6,5,4……

今だ!

「あ!?」
「くっ!!」

相手を怯ませ、何とか後ろを取ることができた。
そして俺は肩が外れない程度に関節を決める。

「い、痛ッ!!」

武器は銃か。
シリンダー越しに6発の弾薬が見える。
一発でも喰らえばかなり危険なタイプだ。

銃口がこちらを向かないようにそこだけを注視する。
そして長い間関節を決めていたが、なかなか銃を手放さなかった
仕方なく少し力を強める。

「うぅ、ぅっ…!」

ようやく彼女の手から離れ、銃は俺の足元に落ちた
それを足で遠くに蹴りやり、彼女を銃とは逆の方へ突き放す。

「くぅ!!」

ふぅー!
ひとまずはこれで大丈夫か。
俺は彼女に目を配りながら銃を拾い上げる。
見立て通りマグナムタイプか。
喰らったらヤバかったろうな……

彼女は立ち上がりはしなかった。
形勢は逆転してしまったし、武器もないから当然か。
下手に抵抗したら撃たれるかもしれないとわかってるだろうから。

「さてと、それじゃまずは名前を聞こうか。」
「……ティアナ・ランスター……」
「このゲームに乗った理由は?」
「…乗ってなんかいない…」
「じゃあ俺を呼び止めて荷物を奪おうとした理由は?」
「別に盗る気なんて無かったわよ。危険か判断できなかったから、無力化して話を聞こうとしただけ。」

へぇ、冷静な判断力じゃないか。
まあ確かに俺も似たよう事をするかもしれないだろうし、彼女を全部否定するわけにもいかないか。

「よし、なら最後はこの状況について何か知ってることはないか。」
「何も知らないわよ。気が付くとここにいた、ただそれだけよ。」
「やっぱりそんなもんか。」

結局一人目の遭遇で得た情報は特にないってことになった。

「よし、そこから動くなよ。」

俺は腰を少しおろして、バックの中を調べまわす。
一度も調べていなかったからな。調べられるうちに調べないとな。
懐中電灯もそこまで必要はなかった。

「名簿か…」

アルトに……ランカちゃん達。
俺以外に5人。全部で70人か……
グレイスに目をつけられたっていうのか?
……今更考えたって意味はないか。
殺し合いの場所に70人の人間がいる。

「……………………」
「ティアナ…って言ったけ。この名簿の中に、お前の知り合いは何人いる。」
「え?私はもう確かめてあるけど、知ってる人は7人だった。」
「そうか………」

彼女も知り合いが多いのか。
もしかすると知人と殺し合いをする羽目になるって事か。
やらせる事がえげつないね、グレイスさん…!

少し湧き上がった怒りを堪え、他の物も確かめた。
武器は……な、なんだ?花!?

「おいおい、花でどうやって戦わせるつもりなんだ?」

武器じゃなきゃ、せめて食料で良かったのにな………

「ねえ、アナタこれからどうするの?」
「俺か、俺はそうだな…………」

確かにどうする。
アルト達を探すといってもどこに誰がいるのかすらわからないこの状況でどう探す……
下手に動き回っても誰かに襲われても武器が無いんだ。
本気で来られたら間違いなくやられるな…

「…………………………」
「…あのさ…良かったら一緒に行動しない?」
「何言ってるのかわかってるのかいお嬢ちゃん?襲い掛かっておいてそれはないんじゃない。」
「それは謝るから……アナタ、武器がないんでしょう」
「そうだけど。」
「私の武器、アナタに貸すから。私、質量のある武器を使ったこと…無いの」

何を言ってるんだ?
質量のある武器って、それなら世の中の武器は全部質量があるぞ。

「何を言いたいのかは知らないけど、武器を貸す代わりに、お嬢ちゃんの護衛をしろって事?」
「意地の悪い言い方しないでよ。それと私の名前はティアナ・ランスターだって言ったでしょう!」
「おお、怖い怖い。」
「ふざけてるの!?」
「ふざけてないよ。大マジメだ。だから君の言うことも鵜呑みにできない。」
「…………」

彼女の提案を受け入れるか、撥ねるか。
実を言うと、俺は既に受ける気でいた。
彼女が銃を貸してくれるなら、俺は市街地に向かう。
市街地は中央に広がっている。
地図の端に配置された連中も、市街地をだいたいの目標に行動する筈だ。

「別にいいけど、もしかしたら俺は裏切るかもしれないよ。それでもいいんなら。」
「ありがとう。もしも手を出して来たら…許さないから」
「肝に銘じておくよ。」
「それで結局どこに行くの?」
「市街地だ。まっすぐに向かって、この病院に向かう。」
「病院…わかったわ。行きましょう。」

俺は真っ暗闇の中、今度は二人で堂々と歩きだした。


スナイピングじゃないが、射撃なら十分戦闘ができる。
………接近戦でもない限り大丈夫だろう。………

「そういえば、アナタ名前は?」
「ん、俺かい?俺の名前はミハエル・ブラン」
「ミハエル・ブラン。うん、よろしく。」
「よろしく。ああそれと、親しみのある奴は俺の事をミシェルと呼ぶんで、覚えておいてもらえるんなら。」
「親しみがわけば、ね。」



【E-2 森林地帯 1日目 黎明】
【ティアナ・ランスター@魔法少女リリカルなのはStrikers】
【状態】健康・関節の軽い痛み
【装備】S&W M19(弾数6/6)
【道具】支給品一式
【思考】1、このプロジェクトから皆と生還する
    2、六課のメンバーを探し出す
    基本:実弾の発射が出来ないので、戦闘はミハエルに任せる 

【E-2 森林地帯 1日目 黎明】
【ミハエル・ブラン@マクロスF】
【状態】健康
【装備】(ティアナと武器を交換する)
【道具】支給品一式・一輪の花@機動戦士ガンダム00
【思考】1、アルト達と合流する 
    2、ティアナの提案(取引)を受ける    
    基本:皮肉に振る舞っているがティアナを裏切るつもりはない 




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