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翼を失くした白い鳥


気が付くと自分は、深い森の中にいた。

「………ここは………」

集められたあの場所から、またどこかに飛ばされたんだ。

夢じゃない………
…………………………
あの光に飲み込まれた時、何かを私は見た。
ハッキリと覚えてないけど、わたしが誰かと戦っていた。
綺麗な色をした髪の毛の女の人……

だけどそれ以前に、わたしは
あの子のお父さんを…………

六課の襲撃に、ヴィヴィオが誘拐されたことも重なって、不安でしょうがない。
でもそれはフォワードのみんなも、フェイトちゃんやはやてちゃん達も同じなんだ。
わたし一人がいつまでも落ち込んでいるわけにはいかない。
生きてここから帰るためにも、落ち着かないと。
気持ちを入れ替えよう。


しばらく、下を向いて心の中を整理して、
ようやく落ち着いた。


手に持っていたバックを広げて中を確かめる。
食料や地図とかは、あの人の言うとおりにあった。
そして武器を確かめてみると…………

「これは……?」

布で包まれた、よく分からないもの。
何が出てくるかわからないから、慎重に布をほどいた。
すると?

「お弁当?」

箱の中には、おいしそうな料理がこれでもかというくらいに詰め込まれていた。
レイジングハートがあればと願ったけど、これはこれで予想外だった。

武器じゃなかったけど…それでも、これはこれで嬉しかった。


それから最後に目を通したのが、この名簿。
あいうえお順に並べられた知らない名前。
その中にエリオの名前を見つけて、キャロも見つけて……
スバルに、ティアナも名前があった。

「みんな……」

教え子たち四人がここにいて、殺し合いをさせられるなんて……
ページを読み進めると、フェイトちゃんにハヤテちゃんも巻き込まれているみたいだった。
でもその中に、私の家族の名前があった。
高町恭也……わたしのお兄ちゃんが…………

「なんでお兄ちゃんまで…」


結局のところ、わたしの知っている人は七人だった。

「………………………」

どうしよう。
わたしがさっき知り合った圭一君達も、どこかに飛ばされて居場所はわからない。
フェイトちゃん達にいたっては、見つけることもできなかった。

「せめてレイジングハートがあれば…………」

体から魔力が抜けていることがわかったとき、行動がさらに制限された。
空も飛べない。念話もできない。

このままじゃ…あの人の言ってるように大変なことが起こってしまう。
でも、今の私にはそれを止められる力がない。




「ヴィヴィオ…………なのはママ…どうすればいいんだろう…」

とても気弱になっていたんだと思う。
膝を抱えて、行方知れずのヴィヴィオに向かって…………
そして、もう一度思い出す。
あの女の人、わたしと戦っていたあの人。
ひとつだけ思い出したことがあった。

「…………泣いてたんだ…………」

わたしに向かって、何かを告げて……
そこから先は何も覚えていない。


そして、わたしが止めなきゃいけなかったあの子のお父さん。
圭一君が止めようとしてくれたけど、間に合わなくて………
千尋ちゃん…泣いてるんだ………
今もどこかで……

………わたしは………

「わたしは!」

わたしは、人の命を救うために管理局に入ったんだ。
ここで一人で後悔していても何も変わらない。
スバル達も頑張ってる。
そして、ヴィヴィオを探して助けだすまで、わたしは死なない!

さっきまでの後悔を捨て去り、決意を胸に秘め歩きだした。

ヴィヴィオやみんなの為に、このプロジェクトをぜったいに止めてみせる。
武器もないし魔力もほとんど無い。いつ自分が襲われるかもわからない。
それでも歩くんだ
助けを求める人の為に……





【C-3 森林地帯 1日目 深夜】
【高町なのは@魔法少女リリカルなのはStrikers】
【状態】健康・精神的に軽い疲労・強い決意
【装備】なし
【道具】支給品一式・レナの手作り弁当
【思考】1、プロジェクトを止める
    2、助けを求める人を助ける
    3、生きて生還する
    基本:人と争う気は無い
       もしもの時の覚悟はある




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