・救世主信仰。
「我々は全てを捨て、それらを失った痛みを胸に抱き神の身許へいくことで幸福が約束される」
「他人は全て愛すべき隣人。大義無くしてその身を傷つけてはならない」
早い話、「何かを失った経験が多いほど死後幸せになれますよ。よっぽどのことがないかぎり暴力は勘弁ね」。
・はじめはペットロスや近親者を亡くしたひとたちの心のよりどころだったのだが、
最近は「全てを捨てた痛みによるカタルシスを、隣人たちに教えてあげよう」と過激派がテロやら何やら起こして暴走中。
その信念により、起こした事件数に比べ死傷者は不気味なほど少ない。
ただし人以外のものに対しては容赦が無いので、留守宅に放火とか自家用車爆破とかで被害総額自体はすごいことに。
・彼等は、「約束」に強いこだわりをもち、約束を厳守する。
ただし、前述した人を傷つけていい「大義」とは「約束違反」のこと。
彼等が決めた「約束」に違反すると、傷害事件や殺人事件にまっしぐら。