狐樹より頂いた小ネタまとめ
※付き合ってもないし体の関係もないけど、お互いに意識してる二人をお楽しみください
◇
「神戸さん」
「はい」
「どうしましょう」
「どうするって……帰らないんですか?」
「いえ」
「そろそろ遅いんですしお送りしますよ?」
「いやです」
「なんでですか」
「……」
「黙ってたら分からないですよ」
「……」
「……こたつから出たくないです」
fin
in神戸くんち 多分ダイニングテーブル型のこたつ
◇
手作りおはぎを持ってきたふみ子ちゃんを、渋い顔作って焦らせるSんべくん。
セレブはこんな物食べないのだ! と、錯覚するふみ子ちゃんと、それをみて満足気なSんべくん
そしておもむろにひょいと取って食べるSんべくん
「いやぁ、おはぎ大好物なんです」
◇
ふと作品に行き詰って、つい電話する……も、時計を見てみるとなんと時間は27時
慌てて叩き切ったものの、夜間張り込み中だった神戸くんは折り返し電話をかけてきて優しく対応してくれる。
で、5分くらいですみません仕事中なので、と早々に切り上げつつも、終始丁寧な神戸くん
最後にはお茶のお誘いまでしてしまうという。このたらしめ!
◇
深夜、家の鍵を落としてしまったふみ子ちゃん。ふらふらしているところを神戸くんに個人的に補導される(自宅へ)
枕が代わって眠れないふみ子ちゃんは、なんとなく神戸くんちを夜間徘徊。
そんなふみ子ちゃんに、
「他人の部屋を無断で家捜しするのはいけないことなんですよ?」
って、背後から話しかけるSんべくん。
◇
釣りに出かけたふみ子ちゃんと神戸くん。だけども釣りをやったことない神戸くんは悪戦苦闘
餌のぐぬぐぬした感覚に「うひゃあ!!」とかなってそう。
あまり経験はないものの、コツは分かる作家子は珍しくリードがとれてうきうき。
けれどもやっぱり持ってる神戸くんは凄い上達速度で爆釣
そこそこ釣れたけど、やっぱり比較しちゃってしょんもりな作家子
そこで不意に頭をぽんぽんされて
「楽しかったし今度は川釣りでも行きましょう。また教えて下さいね?」
と、いう釣り堀回
◇
寒い日に待ち合わせしてて、それでも作家子は遅れちゃいけないと早めに到着
けれどもマフラーも手袋もあまり見栄えが良くないのでおいてきたふみ子ちゃん
(頑張ってお洒落してんやな……)
そしてそこに到着、神戸くん。
寒そうな様子に問いただしてみると、そのような理由
おもむろに神戸くんは自分の巻いてきたマフラーを巻かせて、コートまで着せちゃう
「手を出したら怒りますよ」
と手をポケットに入れさせる。底にはぬくぬくカイロ。
しかしコートもないしマフラーもないし手袋もしてないSんべくんの手や耳は真っ赤っかに
それをみて慌てる作家子を抑えなだめつつエスコートしていくSんべくんなのでした
(この後はもちろんマフラーともっこもこの手袋プレゼント(宅配)したよ!)
◇
冬の通り雨に降られた神戸くんず
比較的近くにあったふみ子ちゃんのおうちへ
双方びしょ濡れだが、どっちが先にお風呂はいるかで大いに揉める。モメモメ
とりあえずそこは男の力でふみ子ちゃんを放り込む神戸くんだが、ちょっと手持ち無沙汰だし寒いしでうろうろ
ついつい書きかけの原稿をペラペラ
と、そこでお湯が出るまで、とちょっと様子を見に戻ってきたふみ子ちゃんに見つかる
「あのときアレだけ人の家を家捜しするなって言ってたのに!」
と、いうわけで監視という名目で神戸くんもお風呂に引きずり込まれることに
そりゃあ女の子ですもの! 見られて困るものだってあるじゃない!
それにお仕事で忙しい神戸さんが風邪で引いたら杉下さんも困るじゃない!
と、言う訳でタオルをきつく巻いて入浴。とりあえず二人が「入れないことはない」程度の浴室
お湯はりとシャワーは幸いにも別湯源だったので、まずは神戸くんが風呂桶待機
見ないでくださいよと言われても他に見るものが無いので横目で見ている神戸くん
シャワーでタオルが濡れてきつく締めたタオルから何か見えるけどとりあえず見えないふり。神戸くんだから
そしてお湯も張れたので交代。神戸くんついついいつもの感じで立ってシャワー使っちゃう
まぁ小さいタオルしか巻いてなかったんでチラリ
ふみ子ちゃんお口ぱくぱく
でも気づかない神戸くんお湯も滴るイイオトコ
わたわたパニックになりつつも神戸くんの細身で色白だけでやっぱりついてるとこにはついてる身体にあぁ男だなぁとぐるぐる色々考えて、
のぼせる。
神戸くんがシャワーをさっぱりして見てみるとふみ子ちゃん湯船の淵でくってり
とりあえずどうにかこうにかせねばと慌てて引き上げるも、
ここは、冬場の風呂場。神戸くんちみたいに床暖房はないです
南無三と謝りつつもふみ子ちゃんのタオルを剥ぎ、新しいタオルで拭いてあげる神戸くん
脱力してるふみ子ちゃんを支えつつ、水滴が残らないように頑張って拭く神戸くん
色々柔らかいとことか目を逸らしつつ無心で拭こうとするけどやっぱり目に入っちゃうし触って意識してしまう神戸くん
下の手入れとか綺麗だなーとか不意に思っちゃって慌てて目をそらす神戸くん
うっすらと意識が戻ってきたけど状況を把握しちゃって起きるに起きれないふみ子ちゃん
そのままもうそれは丁寧に拭かれてしまう
下着はさすがに漁れないとしかたないので、パジャマらしき服を下着着せずに着せちゃう神戸くん
そしてお姫様抱っこでベットに運んで神戸くんくしゃみ
軽く拭いただけの半裸でした。
神戸くんはシャワー浴び直して
「服がない!!!!」
とりあえず比較的無事な下着だけは身につけたものの、女物の服なんて入るはずもなく。むしろ漁るわけもなく
困った神戸くんの撮った行動は!
しっかり水気を拭いた後、作家子とおなじベッドに入ることでした。
寒くないし驚かせられるしくっつけるしで吹っ切れたSんべくんなのでした
ベッドに運ばれてそのまま寝ついちゃったふみ子ちゃんが寝起きに叫ぶのはまた次のお話・・・
その後、神戸くんが結局風邪引いて
杉下さんの「神戸くん、今出られますか?」のコールに出ようとする神戸くんをふみ子ちゃんが抑えつけて
なんとか無理やり寝かしたものの
(※神戸くんち・高級マンション)
(風邪引いたって言うから寒空の中ろくな防寒具も付けずにかけつけてきたんでー神戸くんはまぁ入れるしかないですよね)
まぁ何だかんだで熱が上がっちゃってうなされる神戸くんをそばでぎゅーっとしてる作家子なのでした
宮沢賢治でも暗唱されてればいいよ。ムクドリとか。
身体も拭かれちゃえばいいわ!
◇
以上、狐樹から。