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卒業回補完」(2012/03/22 (木) 00:05:23) の最新版変更点

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<p><strong><span style="font-size:larger;">※ten最終回ネタバレ注意</span></strong></p> <p> </p> <p> </p> <p> </p> <p> </p> <p><span style="font-size:larger;">神戸宅。</span></p> <p><span style="font-size:larger;">ソファーに座っている麻木が、<br /> 物を取りに立って行った神戸の背中に話しかけた。</span></p> <p><span style="font-size:larger;">「……神戸、さん」<br /> 「なんですか」<br /> 「なにか、ありましたか?」<br /> 「なにもッ……いえ」<br /> 「…………」<br /> 「……俺、特命係から離れることになりました」</span></p> <p><span style="font-size:larger;">驚いた表情を見せるふみ子に、極めて冷静を装い神戸は続ける。</span></p> <p><span style="font-size:larger;">「有り体に言えば、異勤、ですね」<br /> 「……そうですか」<br /> 「……」</span></p> <p><span style="font-size:larger;">無言のまま、荒々しくソファーへ腰掛ける神戸。<br /> 隣に座っている麻木は無言のままである。</span></p> <p><span style="font-size:larger;">「ふーっ……」<br /> 「……」<br /> 「何があったか、聞かないんですか」<br /> 「ええ……神戸さんはお仕事のお話はいつもされませんし、そう決まったことなんでしょう」<br /> 「そうです、けど」<br /> 「……」<br /> 「……」<br /> 「どんなに理不尽でも、きっと、意味有ることになると思いますよ……あの、的外れでしたら、すみません」</span></p> <p><span style="font-size:larger;">遠慮がちにとつとつと言葉を紡ぐ麻木に対し、<br /> 神戸は何かを言いたくなるが、ぐっと耐える。</span></p> <p><span style="font-size:larger;">「神戸さんは、杉下さんの事、尊敬していらっしゃいますか?」<br /> 「……そりゃあ、まあ」<br /> 「それは、特命係の上司だから、ですか?」<br /> 「……」<br /> 「離れていても、杉下さんに対して出来ることはあります。離れたからといって、何もできなくなるわけではないですよ」<br /> 「新しいところで気苦労もあるでしょうけども。私でよろしければ、お側にいますから」<br /> 「……ありがとう、ございます」<br /> 「いいえ」</span></p> <p><span style="font-size:larger;">神戸の隣で、彼女は微笑んだ。</span></p> <p> </p> <p> </p> <p><span style="font-size:larger;">※とりあえず駆け足補完。また書きなおすかも</span></p>

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