作品概要

2010年にトライエースが開発し、SEGAで発売されたSF色の強い「銃撃多重奏RPG」。銃撃戦を主体にしたアクション性と戦略性の高い戦闘システムが特徴。

環境が悪化した遠未来の地球。
人類が生存できるのは「バーゼル」という塔の周辺のみであり、
人々は厳格な秩序に従うことでこの狭いコミュニティを維持していた。
しかし、3人の男女の行動がそんな閉塞した状況を打ち壊すことになる。

基本的にクールでスタイリッシュな雰囲気を重視したゲームではあるのだが、それをブチ壊すような妙なギャグ描写がメインシナリオのイベントで随所に入るのも特徴。
特に3人の主人公やカーディナル(バーゼルで普及している宗教の指導者)たちは、その美麗なグラフィックからは想像できないほどにコミカルな演出がされており、
シリアスに描かれている世界観やストーリーとのギャップが話題を読んだバカゲーでもある。いい意味でも悪い意味でも「PV詐欺」の代表作とも言える。

また、「惨めな暮らしをする下層の貧民と、裕福に過ごす支配層の貴族」という荒廃した世界観でありながら、
支配層の貴族達(カーディナル)は医薬品や食料の倉庫を敢えて下層に作り有事に備えたり、炊き出しを行わせたりと貴族は下層の生活改善に尽力しており
下層の住民達も苦しい生活を送りながらも貴族には感謝しているなど、荒廃しているのに妙に暖かい世界観も特徴の一つ
上記の「スタイリッシュな雰囲気をぶち壊すギャグ描写」はそういった世界観の上に絶妙に成り立っており、「EoE」独特の空気を醸しだしている

登場キャラクター

・ゼファー

『運命に抗う少年』。報酬と引き替えに様々な依頼を請け負うPMF(個人経営の傭兵のこと)「チームヴァシュロン」の一員。女顔の17歳の少年。
銃による感情をむき出しにした荒々しい攻撃を主体とするが、仲間からはでたらめな撃ち方と揶揄されることもある。
無口で何事に対してもそっけない態度を取るが、自分がからかわれた時はあわふためいたりなど子供らしい一面を持つ。
+ 彼のトラウマ ※ネタバレ注意!

「EoE」では3人の主人公全ての武器(と服装)を自由に変える事ができるため、通常のRPGにおける初期装備のような特定の装備は存在しないが、
彼の場合は「サブマシンガンを両手で2丁」扱ってる姿で描かれる事が多い。原作のOPムービーが元ネタと思われる。(同くヴァシュロンは拳銃を持っている事が多い。)
cv:下野紘

・リーンベル

『運命を克服する女』。「チームヴァシュロン」の一員でこの作品のメインヒロイン。
当初は戦闘に関して素人で足手まとい扱いされていたが、気丈な性格も相まって実力を上げていった。
基本的に、笑顔を絶やさない前向きな性格だが、ヴァシュロンに肘打ちや助走からの蹴り上げを叩き込む、ゼファーの頭を思い切りフライパンで殴るなどの過激な行動をとる一面も。それに加えて少々悪戯好きな性格。
また、作中内のギャグシーンではチームリーダーのヴァシュロンに対してヤンキー染みた口調でツッコミを入れたこともある。一方で、悲観的になるととことん落ち込むという年頃の女性らしい一面もある。
普段はブタさんTシャツにすっぴんというラフなスタイルで過ごしているが、PMFとしての仕事が入った時は強めの化粧を施し、 パッド入りの ドレスコートを着て依頼人の元へ向かう。
なお、彼女の金髪は染めているだけで、本来は美しい黒髪の持ち主。
+ 彼女の秘密 ※ネタバレ注意!

ちなみに少女のような印象を受けるが実年齢は21歳。原作終盤で22歳になっており、れっきとした大人である。
チームヴァシュロン内では新参者であり、戦闘などの経験もまだ少ないので守るべき妹のような存在として扱われる事も多いが
極稀にゼファーに対して「お姉さん」としての顔を見せたり、食事などの生活全般に関して「オカン」のような態度をとったりすることも有る。
cv:遠藤綾

・ヴァシュロン

『運命を受け入れた男』。「チームヴァシュロン」のリーダーで上記二人の保護者的な人物。26歳。
元軍人の歴戦の戦士であり作中でも屈指の実力を持つが、
基本的に引き受けた仕事よりもお金とか助平心とかを優先する軽い性格。プライドは本人曰く無いらしい。
EoEがバカゲーと化した理由の半分強はコイツのせい。
彼があるグラマラスな美女から依頼を受けた際の心の葛藤を描いたシーン(通称・ヴァシュロンダンス)はある意味有名。
ゼファーとは対照的に、洗練された技巧で確実に相手の息の根を止める戦い方を得意とする(ゼファー曰く「地味な技ばっか」)
+ 彼の過去 ※ネタバレ注意!
cv:成田剣

その他

  • 「とにかく戦闘システムが複雑な作品」として良く話題に登る
    • 実際は独自のルールが非常に多いだけで戦闘中にやること自体はかなり単純(「複雑」というよりは「独特」)なのだが、慣れるまでは本当に複雑に感じる。
    • 「闘技場」にて詳細なチュートリアルを受ける事ができるので、プレイする際は自由に動けるようになったらまず闘技場へ赴く事を強くお勧めする

シリーズ一覧

  • ゲーム
    • End of Eternity (2010 PS3/X360)
  • 漫画
    • エンド オブ エタニティ ザ・シークレットアワーズ (作画:浅野詠壱)