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解説/ゆめりあ」(2013/05/14 (火) 21:36:34) の最新版変更点

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#contents **作品概要 ごく普通の高校生・三栗智和は十六歳になる誕生日の日に「モネ」と呼ばれる少女と出会う夢を見た。 その日から、夢世界モエラを侵略者「フェイドゥム」から守るための戦いが、夜毎の夢の中で始まった── 2003年にナムコが世に出したギャルゲー。 内容自体はごくありがちなバトルパートつきの選択肢型アドベンチャーゲームなのだが、 全てのキャラクターが3Dグラフィックスによるアニメーションのみで表現されたことが話題になった。 「二次元のアニメ絵の味を残したまま違和感なく3Dモデルを作る」「3Dで描かれた女の子が動くことに萌えを感じさせる」の二点を現実的なレベルで成し遂げた作品は本作が初めてと言っても過言ではない。 現在でも、アニメ絵の女の子を3Dで可愛く魅せる技術においては『ゆめりあ』がマイルストーンとして語られることが多い。 **登場キャラクター ***・ねねこ 智和の前にたびたびあらわれる謎の少女。ねこみみに見立てた帽子がトレードマーク。 小学生のような見た目と脳天気な性格で、智和を「ダーリン」と慕っているが、自身のことについては深く語ろうとしない。 謎の多い少女だが、彼女自身も「謎」を求めて街をさまよっている。 語尾に「なのだ」を常につける。口癖は「謎なのだ」。その外見に反し765kgのハンマーを軽々と振り回す等、全てが謎。 本作で攻略可能なヒロインは夢世界モエラの戦士として活躍するが、ねねこも例外ではない。 戦闘時はオレンジと白を基調としたスーツを身に纏い、必殺技「カラミティリッパー」で敵を切り刻む。 本来変身は夢世界でしかできないのだが、PXZでは夢世界も含め様々な世界の融合が進んでいたため、いつでもどこでも変身可能。 なお、劇中でトレードマークの帽子を脱いだ姿は一切披露されていない。戦闘時ももちろん着用している。 #region(以下ネタバレ注意) ねねこは後述するネイトを逆輪廻させるための肉体として、智和の持つ現実を改変する能力「不確定量子選択棒呈術」によって作り出された存在である。 ネイトの器という特殊な条件を満たすモノとして作られた代償として、「ねねこの過去や、ねねこの家族、どこに住んでいるのか」などの重要な「設定」の作り込みが断片的なものとなり、現実化されなかった。 ねねこは自分の出自や過去の記憶を断片的にしか持っていない。しかし、彼女の「過去に関する設定」自体が現実化できていないため、記憶の一部を失ったというより、現実に存在しない出来事の記憶が断片的に宿っている、という方が正しい。彼女があらゆることに謎を感じ、それを解こうとするのは、世界と自分に関することを知るための行為なのである。 #endregion cv:仲西環 ***・ネイト ねねこにそっくりの少女。瞳の色がねねこの紫に対し緑色である。 そっくりなのは見かけだけであり、理路整然として辛辣な言葉使いをする。 ねねこ以上に謎に包まれた存在で、モエラに関わる智和にたびたび警告を与える。 PXZではねねこの別の人格として登場するようだが…? #region(以下ネタバレ注意) 侵略者・フェイドゥムにより崩壊した未来を救うため外法「逆輪廻」によって現代に来た意識体。 普段はねねこの精神にとりついている。必要があれば彼女の体を借り、あたかも二重人格の様に智和達に接触する。 目的の達成のため非情・非道とも言える行動も辞さないが、全ては未来を救うための決意によるものである。 ネイトがやってきた未来がどのような世界なのかは、ねねこルートでのみ詳細が語られる。フェイドゥムに精神を汚染された人類がどれだけ醜悪な存在に成り果てたかをネイトが淡々と語るシーンは『ゆめりあ』最大のトラウマイベントとなっている。 そのような世界から来たためか感情やコミュニケーションに疎い。 ネイトの最終的な運命はどのヒロインのルートを通ったかによって異なるが、多くの場合はネイトは消滅し、皆がネイトのことを忘れてしまう。 ねねこルートでは智和達によって人の感情を学び、消滅を望まず自身も生きることを考えるようになる。その結末は… PXZではおそらく「ねねこルート」の終了後、またはアニメ版終了後のネイトだと思われる。事典では「一度分離したが、(PXZにてフェイドゥムが復活する兆しをみせたことから)再びとりついた」という説明がなされている。 #endregion PXZでのねねことネイトは「ねねこ&ネイト」と言う名前のソロユニットとして扱われる。 cv:鈴木麻里子 **その他 -本作のキャラを使ったベンチマークソフトが公式から公開されている。3Dグラフィックの描画性能チェックに特化したソフトとしてオンラインゲームなどの界隈では知名度があり・・・というか、正直なところゲームよりも広い層に知られている。PXZでの参戦で「あのベンチマークソフトのキャラってゲームが元ネタだったのか・・・」って初めて知った人も多いのでは? -ナムコ(現バンダイナムコ)の最大のギャルゲーである『アイドルマスター』シリーズの第一作は、『ゆめりあ』の3Dエンジンを流用して製作された。このため、アイドルマスターシリーズでは「ご先祖様」としてゆめりあをリスペクトしている流れがあり、本作に関するネタがたまに出てくる。 -ねねこは本作においては主人公でなければメインヒロインでもない。しかし開発側が最も気に入っていたキャラらしく、本作の看板キャラとしてプロモーションで多用された。PXZにおいてねねこが選出されたのもそれが理由と思われる。 -ねねこのトレードマークでもある帽子はアイテムとして『テイルズオブ』シリーズや『アイドルマスター』シリーズ等にも登場している。そのため『ゆめりあ』は知らないがねねこの名前だけは知ってるという人も多いのではないだろうか。なおアイテムとして登場したテイルズオブシリーズは「レジェンディア」であるため、「ヴェスペリア」の面々は残念ながらねねこの帽子に関して一切触れることはない。 **シリーズ一覧 -ゲーム --ゆめりあ (2003 PS2) -アニメ  --ゆめりあ (2004 TVシリーズ) -漫画 --ゆめりあ (作画:桂遊生丸) -その他 --ゆめりあベンチ (Windows用ベンチマークソフト)
#contents **作品概要 ごく普通の高校生・三栗智和は十六歳になる誕生日の日に「モネ」と呼ばれる少女と出会う夢を見た。 その日から、夢世界モエラを侵略者「フェイドゥム」から守るための戦いが、夜毎の夢の中で始まった── 2003年にナムコが世に出したギャルゲー。 内容自体はごくありがちなバトルパートつきの選択肢型アドベンチャーゲームなのだが、 全てのキャラクターが3Dグラフィックスによるアニメーションのみで表現されたことが話題になった。 「二次元のアニメ絵の味を残したまま違和感なく3Dモデルを作る」「3Dで描かれた女の子が動くことに萌えを感じさせる」の二点を現実的なレベルで成し遂げた作品は本作が初めてと言っても過言ではない。 現在でも、アニメ絵の女の子を3Dで可愛く魅せる技術においては『ゆめりあ』がマイルストーンとして語られることが多い。 **登場キャラクター ***・ねねこ 智和の前にたびたびあらわれる謎の少女。ねこみみに見立てた帽子がトレードマーク。 小学生のような見た目と脳天気な性格で、智和を「ダーリン」と慕っているが、自身のことについては深く語ろうとしない。 謎の多い少女だが、彼女自身も「謎」を求めて街をさまよっている。 語尾に「なのだ」を常につける。口癖は「謎なのだ」。その外見に反し765kgのハンマーを軽々と振り回す等、全てが謎。 本作で攻略可能なヒロインは夢世界モエラの戦士として活躍するが、ねねこも例外ではない。 戦闘時はオレンジと白を基調としたスーツを身に纏い、必殺技「カラミティリッパー」で敵を切り刻む。 本来変身は夢世界でしかできないのだが、PXZでは夢世界も含め様々な世界の融合が進んでいたため、いつでもどこでも変身可能。 なお、劇中でトレードマークの帽子を脱いだ姿は一切披露されていない。戦闘時ももちろん着用している。 #region(以下ネタバレ注意) ねねこは後述するネイトを逆輪廻させるための肉体として、智和の持つ現実を改変する能力「不確定量子選択棒呈術」によって作り出された存在である。 ネイトの器という特殊な条件を満たすモノとして作られた代償として、「ねねこの過去や、ねねこの家族、どこに住んでいるのか」などの重要な「設定」の作り込みが断片的なものとなり、現実化されなかった。 ねねこは自分の出自や過去の記憶を断片的にしか持っていない。しかし、彼女の「過去に関する設定」自体が現実化できていないため、記憶の一部を失ったというより、現実に存在しない出来事の記憶が断片的に宿っている、という方が正しい。彼女があらゆることに謎を感じ、それを解こうとするのは、世界と自分に関することを知るための行為なのである。 #endregion cv:仲西環 ***・ネイト ねねこにそっくりの少女。瞳の色がねねこの紫に対し緑色である。 そっくりなのは見かけだけであり、理路整然として辛辣な言葉使いをする。 ねねこ以上に謎に包まれた存在で、モエラに関わる智和にたびたび警告を与える。 PXZではねねこの別の人格として登場するようだが…? #region(以下ネタバレ注意) 侵略者・フェイドゥムにより崩壊した未来を救うため外法「逆輪廻」によって現代に来た意識体。 普段はねねこの精神にとりついている。必要があれば彼女の体を借り、あたかも二重人格の様に智和達に接触する。 目的の達成のため非情・非道とも言える行動も辞さないが、全ては未来を救うための決意によるものである。 ネイトがやってきた未来がどのような世界なのかは、ねねこルートでのみ詳細が語られる。フェイドゥムに精神を汚染された人類がどれだけ醜悪な存在に成り果てたかをネイトが淡々と語るシーンは『ゆめりあ』最大のトラウマイベントとなっている。 そのような世界から来たためか感情やコミュニケーションに疎い。 ネイトの最終的な運命はどのヒロインのルートを通ったかによって異なるが、多くの場合はネイトは消滅し、皆がネイトのことを忘れてしまう。 ねねこルートでは智和達によって人の感情を学び、消滅を望まず自身も生きることを考えるようになる。その結末は… PXZではおそらく「ねねこルート」の終了後、またはアニメ版終了後のネイトだと思われる。事典では「一度分離したが、(PXZにてフェイドゥムが復活する兆しをみせたことから)再びとりついた」という説明がなされている。 #endregion PXZでのねねことネイトは「ねねこ&ネイト」と言う名前のソロユニットとして扱われる。 cv:鈴木麻里子 **その他 -本作のキャラを使ったベンチマークソフトが公式から公開されている。3Dグラフィックの描画性能チェックに特化したソフトとしてオンラインゲームなどの界隈では知名度があり・・・というか、正直なところゲームよりも広い層に知られている。PXZでの参戦で「あのベンチマークソフトのキャラってゲームが元ネタだったのか・・・」って初めて知った人も多いのでは? -ナムコ(現バンダイナムコ)の最大のギャルゲーである『アイドルマスター』シリーズの第一作は、『ゆめりあ』の3Dエンジンを流用して製作された。このため、アイドルマスターシリーズでは「ご先祖様」としてゆめりあをリスペクトしている流れがあり、本作に関するネタがたまに出てくる。 -ねねこは本作においては主人公でなければメインヒロインでもない。しかし開発側が最も気に入っていたキャラらしく、本作の看板キャラとしてプロモーションで多用された。PXZにおいてねねこが選出されたのもそれが理由と思われる。 -ねねこのトレードマークでもある帽子はアイテムとして『テイルズオブ』シリーズや『アイドルマスター』シリーズ等にも登場している。そのため『ゆめりあ』は知らないがねねこの名前だけは知ってるという人も多いのではないだろうか。なおアイテムとして登場したテイルズオブシリーズは「レジェンディア」であるため、「ヴェスペリア」の面々は残念ながらねねこの帽子に関して一切触れることはない。 **シリーズ一覧 -ゲーム --ゆめりあ (2003 PS2) -アニメ  --ゆめりあ (2004 TVシリーズ) -漫画 --ゆめりあ (作画:桂遊生丸) -キャラ出演作品 --ファミスタシリーズ DS DS2009 オンライン (2008/2009/2009~2013 DS PC) -その他 --ゆめりあベンチ (Windows用ベンチマークソフト)

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