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期末テストが終わった。見滝原中学校の大半の生徒が勉強から解放され、自由になる。しかし、勉強漬けの日々が続く者もいる。三分の二ほどだろう。そう、受験生。すなわち、中学三年生のことである。巴マミもそのうちの一人だった。

「ごめんなさい佐倉さん!今日も受験勉強しなくちゃならないの!」
「……で、今日も魔女狩りに参加できないって伝えればいいんだな?」
「ええ……。本当にごめんなさい。」
「自分のグリーフシードは自分で稼げよ?」
「そこを何とか……」
「大丈夫!マミおねえちゃんの分もゆまがとってきてあげるから!」
「本当!?ありがとうゆまちゃん!」
杏子よりもゆまのほうがシスターに見えたマミだった。


魔女狩り。
「えーまたマミさん居ないのぉ」
さやかが不満を漏らす。
「しょうがないよ。マミさん受験だもの」
「……大変ね」
「ほむらはいいじゃん。頭良いんだしさ」
「まぁ」
「髪ファサァてやりながら言うな!」
「そうだ!今度神社行こうよ!」
「何でだ?」
「あんた……、仮にも神父の娘なんだからわかりなさいよ」
「し……宗派が違うんだよ!」
「日本人として常識でしょ?」
「まぁまぁ二人とも。落ち着いて」
「それで、いつ行くのかしら?」
「じゃあさ、日曜日にしよ。みんな開いてるでしょ?」
「まぁ……学校休みだし。」
「まどかが行くのならいつでもいいわ」
「そもそも毎日開いてるし」
「ゆまもー」
「じゃあ日曜日ね。じゃねー」


そして日曜日。風見野神社にやって来た。
「久しぶりの地元だねえ」
「そっか、杏子ちゃんって風見野出身だっけ」
「で、結局何しに来たんだ?」
「杏子まだわかってなかったの!?」
「受験の成功祈願よ。この神社はそれで有名なの」
「あぁマミの為のね」
「こいつやっとか……」

「お守りとか買って行ってあげようよ」
「いいね!皆で割り勘して」
「……この力はすべて自分の為だけに使い切るって決めたんだ」
「魔力をね。お金は使うもんね?」
「あなたは使うだけのお金を持っているの?」
「あ、持ってねえや」
「オイッ!!」
「ゆまは持ってるよ」
「おっ流石ゆまちゃん」
「この間マミおねえちゃんにもらったの」
「結局マミさんのかい」

「無事買えたね」
「一人お金出してないけど」
「ゆまもだろ!」
「ゆまちゃんは子供だからいいんだよ」
「どんな理屈だよ!」
「あ、巫女さんだー」
「本当だ、初めて見た。スゲー」
まどかはあることに気づく。
「ねぇ、あの人の中指……」
「指輪、ね」
「風見野にもいたんだねぇ、魔法少女……!」
魔法少女の巫女さんはこちらの視線を感じ取ったようだ。
「初めまして。あなたたちもなのね」
声をかけた。妙に殺気が感じられる。
「なんだい、やろうってのか」
「縄張り目当てなら、ね」
「私たちはそうじゃない。ただ神社に来ただけよ」
「そうですか。なら良かった。私も無駄な争いはしたくない」
「私たちはこれで帰る。手出しはしないで」
一行は風見野神社を後にした。


「あの巫女、かなり強い魔力を持っているわ」
「ほむらは会った事ないのか?」
「ええ。ワルプルギスを倒した後の事は初めてだから」
「なるほどね」
「だから決して戦おうなんて思わないで。確実に負ける」
「もちろん。風見野を奪う気なんて無いしね」
「あたしもだ。風見野に未練なんてねぇよ」
「それじゃあ杏子たちはこの事をマミさんに伝えておいてよ」
「わかった。それじゃああたしたちはここ曲がるから。じゃーな」
「「じゃーねー」」

こうして、神社参りは幕を閉じた。
しかし、これが新たな戦いの始まりだった……。