絶対に知っておきたい魔人10選

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絶対に知っておきたい魔人10選

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月刊ダンゲロスより抜粋

【キャラクター名】 【特殊能力名】 【初出】 【特集号】
№1 鏡子 ぴちぴちビッチ 第三次 2011年5月号
№2 木下鏡介 空間歪曲 第三次 2011年5月号
№3 山乃端一人 (不明) 二つ名 2011年6月号
№4 アキカン (不明) Aマホ 2011年7月号
№5 皇すらら マダマテ KING 2011年8月号
№6 小竹 ガス漏れ 第三次 2011年9月号
№7 ド正義卓也 超高潔速攻裁判 Aマホ 2011年10月号
№8 範馬慎太郎 ムロフシ 第三次 2011年11月号

№1【鏡子】

■性別:女 ■
所持武器:鏡
■ステータス(攻撃力:0 防御力:0 体力:8 精神力:2 豊富な経験:20)
■特殊能力:『ぴちぴちビッチ』 鏡を通して全MAP上任意のマスへ自分の腕を出現させ、豊富な経験に基づく技を駆使し任意の一 体を刺激し興奮させる。精神力ダメージ4ポイント。初期位置でしか使えず、能力発動後、移動 不可。マスに一人の時しか使えない。能力を使用するたびに体力-2。

[発動率:87% 成功率:100%]

■キャラクターの説明
三つ編み眼鏡の気弱色白根暗無口。制服は校則通りの膝丈きっちり。眼鏡を外すと美人だとかそ うでないとか。


 初出は第三次ダンゲロス・ハルマゲドン。番長グループのスタメンとして出場した。 当初はビッチという側面はそれほど注目されていなかったが、第三次における『転校生』レ イプ、さらに、その後の数々のキャンペーンにおいて取り沙汰されるうちに伝説のビッチと目さ れるようになり、「豊富な経験に基づく性技」程度であったスキルも「超人的・超常的な性技術 」として認識されるようになる。
 決定的な転機となったのは、Aマホダンゲロスのキャンペーン「鏡子先生のビッチ教室」にお いて、製作者イトにより発せられた「鏡子は盛りのついた男子生徒40人を60分で処理できます」 発言であろう。(今となっては考えられないことだが)当時のプレイヤーにとってこの情報は衝 撃的であり、各自、鏡子の性技術に対する認識を大幅に上方修正することとなった。 結果、今では各プレイヤーの中で鏡子の性技術に対する認識は際限なく膨れ上がり、「クトゥ ルフをレイプした」「宇宙を射精させることも可能」など、およそ性行為において不可能はない とさえ思われている。もはや「盛りのついた男子生徒40人を60分で処理できる」と聞いても驚く プレイヤーは皆無であろう。鏡子の存在は、以降のダンゲロスのゲーム性を性的な方向に引っ張 った最も大きな要因かもしれない。
「セックスは最強の格闘技」と称して路上格闘大会に出場し、ラスボスを1ターンで沈める(「 ダンゲロス・ホーリーランド」)。地下闘技場でラスボスとして参戦し、他参加者を歯牙にもか けず一蹴する(「ダンゲロス最大トーナメント」)などの実績を持つ。なお、留年を繰り返した 末に希望崎学園の保険医となった、という設定も初期にあったがいつの間にか忘れ去られた。
 ところで、鏡子は「ビッチ」とされているが、これは本来のビッチの意味とは微妙に異なって おり、どちらかと言えば「痴女」に近い。製作者のイトいわく、「あいつにビッチを名乗らせる ことは正確にいえば誤用にあたるであろうことは気付いていたけど、だってこんなことになるだなんてあのときはおもっちゃいなかったんだ」であるが、ダンゲロス界隈においては、今でもビ ッチは「鏡子のような女性」という意味で理解されている。
 最後に、「鏡子は卓越した性技術者でありながら処女」という設定を掲げる「鏡子処女派」が 一部に存在することも記しておこう。


№2【木下鏡介】

■所属:転校生 ■性別:男性 ■武器:無属性攻撃
■ステータス(攻撃力:20 防御力:15 体力:10 精神力:10 空間歪曲:10)
■特殊能力:『空間歪曲』
転校生の縦横3マスにいるキャラクターのうち、任意の一人を自分と同じマスへと召喚し、直ち に通常攻撃を加える(ただし壁には阻まれる)。なお、特殊能力の発動率、成功率共に100%で あり、次のターンでお休みすることもない。

[発動率100% 成功率100%]

キャラクターの説明:召喚者の求めに応じ、異界から召喚される魔人。相応の報酬と引き換えに 、召喚者の依頼に応じる。


 初出は『第三次ダンゲロス・ハルマゲドン』。当キャンペーンにおいて転校生として登場した 。しばらくの間は固有名は付けられず、ただ「転校生」と呼ばれており、その後、転校生に固有 名が付くことが当たり前になると区別のため「無印転校生」などと呼ばれるようになったが、いつの間にか「木下鏡介」という固有名が与えられた。「鏡介」はこの頃に現れた「鏡子の血縁」 設定によるもの。「木下」は「ダンゲロスif」において、月島弥生の胸を揉んだことに由来する( 杉田尚のジャンプ漫画『斬』を参照のこと)
 第三次において鏡介は、戦術的に圧倒的不利である生徒会にとっては最後の切り札、番長グル ープにとっては大いなる脅威と目されていたが、実際のゲームでは登場直後に殴られて瀕死となり、そのままゲーム終盤まで放置。両陣営から冷笑された。番長グループの勝利が決定した後 、プレイヤーからは「転校生がかわいそうになってきた」「殺すことは簡単だが、むしろ生かし て帰してあげよう」「お土産に鏡子で抜いてあげようか」などという話が出てきて、結局、転校生は殴られて瀕死になった挙句、鏡子に股間をまさぐられておうちに帰ることとなった。これにより「転校生=ヘタレ」という印象がプレイヤーの中で根付き、以降、凶悪転校生「野獣牛兵衛 」の登場まで転校生が脅威と認識されることはなかった。
  鏡介はその後もヘタレの代名詞として事あるごとに取り上げられ、プレイヤーキャラ、転校生として複数回登場。外伝やTRPGでの登場もしばしばで大抵はロクでもない目に遭っている。「 鏡介」の表記が確定していない時に出てきた「木下恭介」「木下狂介」などの亜種もあり、「狂介(できる子)・鏡介(できない子)・恭介(ふつうの子)」などとされたりもする。ちなみに、鏡介の戦歴の一例を挙げると......、

【木下恭介】ダンゲロスKINGに登場。最強クラスの精神攻撃能力者と評されながらも、本戦では 能力を使う間もなく吸血鬼にかみ殺されて即死亡し、その死体は太陽光によって塵と化した。
【200億人の木下鏡介】インフレダンゲロスに転校生として登場。このキャンペーンは周囲がインフレしまくっていたため、転校生でありながらまるで注目されず、本戦ではいつの間にか殴り殺されて死亡。
【木下狂介】ダンゲロス・サイバーダイブに転校生として登場。初代の能力に壁貫通がついた強化版であったが、登場するやいなや毒入りの焼きそばパンを喰らって即瀕死となり、そのままゲーム終了まで放置されるという、初代とほぼ同じ末路を辿った。
【木下アべンジ】ダンゲロス・禅&50にプレーヤーキャラとして登場。転校生化して登場するという強能力で試合前に注目を浴びたが、本戦では登場した瞬間、味方のしかけた爆弾に特攻して爆死した。
 この通り、おそろしく不遇である。しかし、元々、木下鏡介はステータス的にも能力的にも優秀なため、ダンゲロスAJやダンゲロスTAGなどの個人戦で彼を選択するプレイヤーは少なくない 。
 なお、木下の「鏡子の血縁」設定はその後も進展を見せて、「鏡介は鏡子とド正義の曾孫 」「100歳の鏡子と肉体関係にある」「将来の夢はひいおばあちゃんと結婚すること」「鏡子と同クラスの性技術者」などの設定が追加され、架神BOX版はこの設定に準拠している。


№3【山乃端一人】

【本名】 山乃端 一人
【二つ名】 逢魔刻(クライベイビークライ) 【キャラクター説明】12匹の《獄魔(デミゴッド)》が封印された山乃端家の「銀時計」を代々受け継ぐ黒髪の少女。
12匹のデミゴッドを集めるために“魔”の現れる地を転々と旅する......。
【特殊能力】銀時計から、現在の時刻に応じた《獄魔(デミゴッド)》を解放し、召喚する。
 召喚するデミゴッドは完全に現在の時刻によって決められ、召喚者である一人の意志で決定することはできない。
 たとえば、1時(と13時)に召喚されるのは《I-漆黒の人形(エヴォン・ドールズ)》。
3時(と15時)に召喚されるのは《III-血塗れの侵入者(ブラッディ・ハッカー)》。


 初出は「二つ名ダンゲロス」。このキャンペーンは提示されたお題に沿って、参加者が各自中 二力の高い(=できるだけ痛々しい)キャラクター名・キャラ設定・特殊能力を考えて、GKがそれを朗読しつつ採点するという狂気の如き催しであったが、お題「一の入った名前」で最優秀を取ったキャラクター(というかネーミングが)「山乃端一人」である。その後、二つ名メーカ ー(http://pha22.net/name2/)により、「逢魔刻(クライベイビークライ)」という二つ名が与えられ、この名前と二つ名を元に40名超の参加者が各自痛々しい設定と能力を考えた結果、もっとも痛々しいと判断されたのが、「電子戯画“プラズマチルドレン”のもちお」氏による上記の設定であった。なので、上の設定は数ある痛々しい設定のなかの一つに過ぎず、山乃端一人の公的な 設定というわけではない。

 むしろより一般に認識されているのは、彼女が「死ぬことによりダンゲロス・ハルマゲドンを引き起こす死亡カウンター能力者」という設定である。これは「二つ名ダンゲロス」の後に行われた本戦「ダンゲロスFU2」のストーリーにおいて、彼女が何者かに殺されることがきっかけで 疑心暗鬼が生まれハルマゲドンが起きるという重要人物として設定されたことに起因する。またFU2のラジオにてGKは「山乃端一人は死亡カウンターでハルマゲドンを開催させる能力を持つ 」という設定を明かした。このため、以降のキャンペーンでもたびたびNPCとして(主にストーリー欄に)登場しており、「ダンゲロス禅&50」「第八次ダンゲロス・ハルマゲドン」「魁! !ダンゲロス」などに彼女の姿が見られる。だが、「第八次〜」における扱いは、

そして、社会の流れ、人々の思惑、世界の危機とは全く関係なく山乃端 一人が殺害され、戦いが始まった。

 といったものであり、「彼女が死ぬことでハルマゲドンが引き起こされる」のか、「ハルマゲドンが起こったら何がなんだか分からないが彼女が死ぬ」のか、よく分からない状況に移行しつつある。



№4【アキカン】

 かつてAマホダンゲロス(『Aの魔方陣』のルールを用いて遊ぶダンゲロス)において、木下鏡介(6月号の『10選』参照)が部下を100人引き連れて希望崎学園祭を襲撃するという展開が訪れた。しかし、"あの"鏡介である。プレイヤーは皆ナメきっていた。

「100人も部下がいるとか嘘なんじゃないの?」
「あいつに従うやつが100人もいるとか想像できない」
「ロボットなんじゃね? それも単三電池で動くくらいの」
「アキカンと割り箸で作られてるんじゃないかな。動力はネジ巻き式」

 というわけで生まれたのが、ダンゲロスのマスコットキャラクター、アキカンであった。その制作費は計5,930円と言われ、内訳は、ボディ100円、ゼンマイ500円、メカラッタと喋る1,000円、すぷりんぐろけっとぱんち350円、絶対忠誠回路3,980円とされている。おねだんもリーズナブルだが、シンプルなフォルムゆえに誰でもすぐに描けちゃう手軽さも好評で、イラスト化されやすい。
 このアキカンから派生したキャラとして、あっちん・T・アキカン、外道アキカン、小竹アキカン、鬼無瀬 空観、鎧の魔アキカン、ペプシ月(ライト)、B.J.アキカンなどがいる。その形態上、中に何かを詰められることが多く、中にウイルスを詰められたり(あっちん・T・アキ カン)、異臭ガスを詰められたり(小竹アキカン)、砂を詰めて投げられたりする(外道アキカン)。

本文:架神恭介


№5【皇すらら】

 初登場は『ダンゲロスKING』。
『ダンゲロス・オーヴァーキル』にて、「杉能コノハ」をメイキングし、超新星HDP(高次元ダンゲロスプレーヤー)として鮮烈なデビューを飾ったpiera氏によるセカンドキャラクター(なお、杉能コノハは、その凶悪な能力効果のみならず、あまりに斬新すぎて何がなんだか分からない能力説明文でも物議を醸した。コノハ陣営、敵陣営共にコノハの能力の意味を解明するために緊急会議が行われた程である)。

 すららの能力は、極めて簡単に言うならば、隣接1マスに侵入した全てのキャラクターを【皇すらら】に変換するフィールドを発生させるというもの。この能力の真価は侵入したキャラクター がすららになる=すららになったキャラクターが再びすらら化フィールドを発生させるということであり、フィールドの全キャラクターがすらら化する可能性を秘めた前代未聞の能力であった 。更にpiera氏による独特で難解なキャラクター説明のホラー性はこの能力と大変マッチしており 、ダンゲロスプレーヤー達を震撼させた。

 このキャンペーンの転校生、末那識真名は転校生でありながら勝利を目指すというキャラだったが、転校生も勿論すらら化の対象であったため、本戦では危うく犠牲第1号となるところであった。結局唯一の弱点である発動率の低さから能力発動に失敗し、畏れ慄いた末那識真名に殴り殺されて、儚く散ることとなった。しかしその恐怖は今も多くのダンゲロスプレーヤーにホラーキャラの代名詞として強く印象付けられている。なお、小説『ダンゲロス・ベースボール』 では、コズミック級のスライム状生物という解釈が為されている。

 余談だが、初期案の段階ではすららは中心から周囲2マス(端以外のほぼMAP全体)を全てすらら化フィールドにするという、ゲームが完全に成り立たなくなる仕様であり、GKは発動率マイナス500%という返答を送った。さらに余談だが、「すららを使うと負ける」というジンクスがあり、第2回AJの木蔭vsあっちん戦ではすららを使った木蔭軍が、歩いていただけのあっちん軍に大敗したという。

以下、付録として皇すららのオリジナルデータと、難解極まることで有名な能力初期案を掲載する。なお、piera氏(現在では無色丿蠅炎と改名)のキャラクター説明文は 長文化の傾向にあったが、先月行われた「ガイドライン・ダンゲロス」において、ついに三万字の大台を突破した。本号ではそれを記念し、氏の「空憂 愛」キャラクター 説明文の全文を小説枠として掲載する。

 皇 すらら(すめらぎ-)

■キャラクターの性別:女
■所持武器:知識のハンマー
■攻撃力:1 ■防御力:1 ■体力:2 ■精神力:6 ■FS(フリースキル):20 ■所持プリン:+1
■FS名:虚無世界
■特殊能力名:マダマテ
■能力タイプは?:通常

■特殊能力内容

効果:皇すらら変換フィールド(十字形/隣接1マス) 158%
範囲:隣接1マス任意一体起点 1.05(変則)
時間:2ターン(補正大) 0.95(変則)
制約:自分死亡 +50%
制約:すらら化したキャラを殺してもDPが入らない 0.85
調整:敵味方問わず +10%
調整:術者死亡でも解除しない -10%

100-(158x1.05x0.95x0.85-50)x3+10-10=49

発動率49% 成功率100%

GK注:変換フィールドに元からいた、もしくは侵入したキャラクターは敵味方問わず永久に皇すららに変化する。(バステ「皇すらら化」付着)

隣接1マスにいる任意の一体に対して、そのキャラが隣接する十字のマス(隣接1マス)に「敵味方問わず『皇すららに変換する』フィールド」を形成する。
制約1:発動と同時に「すらら」死亡。
制約2:すらら化したキャラを殺してもDPは入らない。

胎内で胞子塊状の物体を形成し、それを体外へと開花させて、対象の周辺に侵食フィールド『マダマテ』を生み出す。
彼女の能力『マダマテ』の「胞子(胞子状のもの)」は、虚無世界「アデル」に働きかけ「物の存在 や本質は、全て同価値であり、あらゆるものが一定の価値しか持たぬ『情報』という名の数値の羅列でしかない」という世界認識を召喚し、この世界にもそれを強制的に当てはめて、書き換えを行う土壌を作り出し、書き換えを始める。

体外に放出された胞子状のものはフィールド内の、自己でないあらゆる他己(造語)を蝕み、その存在の書き換えを行う。 書き換えを行う際、『マダマテ』の周辺の空間の全ての構成要素が、常に「書き換え」の対象と なる。
そのため、フィールド内に侵入してくる、あるいは侵入してしまった、元からいた「異物」に対しても、「胞子」は書き換えを行う。
フィールド内に存在するあらゆる非自己は、姿形だけでなく、特殊能力や身体能力、精神や魂と呼ばれるものさえも含めた全てを「皇すらら」へと強制的に書き換えられる。 だが『マダマテ』自身がこの世界では不安定な能力であるため、書き換えられたもの達は、書き 換えの際に発生する大量のバグによって、(うっすらスカイブルー色で)半透明のアメーバ状の生き物へと姿を変える。
このとき、大量に発生したバグが、書き換えられたもの達の「皇すらら」以外の要素を全て破壊する。
だがそんなアメーバみたいな姿でも「皇すらら」としての特殊能力は使える上に、身体能力も「皇すらら」として考えれば、大きな影響はない。
遺伝子情報も、人間のものと大差ないので、一応交配もできる。 「全ての根源である皇すらら」とは別個体であるため、書き換えられても「自由意志」は、一応持ち合わせてはいる。

だが「アデル世界の認識」が召喚されたことに起因する、この世界での「矛盾」は、やがて是正されることとなる。
「アデル世界の認識下」にある『マダマテ』のフィールドから脱してしまうと、24時間後には バグによって機能していなかった「走性」が、書き換えられたもの達の行動を支配し始め、それに従い、彼らはやがて一カ所に集まって、集合体を形成する。
「皇すらら」に書き換えられたもの達は、「走性」が働かないはじめの間は「自由意志」を持って行動できるが、集合体になると、それらの人格は、「あらゆる『マダマテ』を形成した、全ての根源である『皇すらら』」という少女へと修正される。
修正された人格の元で「自由意志」は統一され、姿形も「皇すらら」という名の普通の人間の少女へと戻る。
これは、あらゆる世界の空間が持つ自浄作用によって、空間内に発生したプログラム上のバグが 取り除かれ、そのもの達の最もあるべき姿へと是正されるためである。
そのとき書き換えられたもの達が元の姿に戻れないのは、大量に発生したバグが「皇すらら」以 外の要素を全て破壊してしまい、元の状態などわからなくなるほどに、その存在を破壊してしまうから。
ゆえに「皇すらら」に書き換えられたもの達は、全て「皇すらら」であることから社会的帰属も あやふやとなり、完全に「皇すらら」以外の何者でもなくなる。
少なくとも「自由意志」を除いた、あらゆる要素は、書き換えられたもの達が「皇すらら」ではないことを証明してはくれない。
 むしろ、「皇すらら」であるということを逆に証明してしまう事となる。

(根源である)皇すらら本人は、集合体のときの記憶しか持たないため、気がついたときには、自分 はアメーバみたくなってるし、周りはなんだかおかしいし、もう何が起きてるかなんてとんちんかん。

■キャラクター説明
模範的な品行方正な女子高生で、容姿から髪型まで全てが平均値。
視力は親譲りで、3メートル先の張り紙の細かい文字も正確に読める。

1年前、修学旅行の帰り、とある大地震が発生したことで、魔人としての能力に目覚める。 死を逃れた彼女だったが、能力が不安定だったため、 彼女は自身の能力の副作用によってアメーバ状の人外の姿から、 人間の姿に戻るところを両親に見られてしまう。

そして、友人を失った傷心の心を、えぐるように、彼女の両親は彼女を拒絶する。 居場所を失った彼女はそれ以来、祖父の家に預けられている。祖父はこのことを知らない。


皇すらら能力初期案
■特殊能力内容
胎内で胞子塊を形成し、瀕死状態、もしくは致命傷を受けたときに、要塞フィールド『マダマテ 』を生み出す。
彼女の能力『マダマテ』は、虚無(物の存在や本質は、全て同価値であり、相対的に価値あるものなど何も存在せず、あらゆるものが一定の価値を持った情報という名の数値の羅列でしかない)に対して働きかけ、自分に属さぬあらゆる空間を蝕み、書き換えることで、空間に自己複製をかける。
マダマテは空間を蝕み、そこに存在するエネルギーを利用して、空間を書き換え、自己を修復する。
そのため『マダマテ』内は、空間の構成要素が常に書き換わり続け、人間はもちろん魔人ですら 、その空間を認識できなくなる。 そのときに生み出されるフィールドは、すらら自身の、生前 記憶を頼りに自己修復を行っているため、予定外の異物が入ると「胞子」は誤動作を起こし、すららと同じものへと異物を書き換える。 この「胞子」は味方に対して悪影響は与えない。

○予約カウンター
2ターンの間行動不能となる代わりに、3ターン目開始とともに、特殊能力の発動を未来に予約する。
結果、「制約」が満たされると同時に、特殊能力が自動で発動するようになる。
たとえ敵の行動中であったとしても、たとえスララが戦線離脱状態、もしくは死亡状態になっていたとしても、「制約」を満たしているなら、特殊能力『マダマテ』は自動で発動する。

○能力詳細
効果:要塞の形成
範囲:周囲2マス
時間:4ターン
制約1:瀕死状態、もしくは死亡状態にならないと特殊能力自体が発動しない。 ※発動後に回復しても効果は持続する。
制約2:C4のマスでなければ特殊能力自体が発動しない。 ※発動後に移動しても効果は持続する。
スタイル:【カウンター側の処理】と【トリガー側の処理】が同時に行われる(同時の防御型カウンター)
付属:【地形破壊】
カウンター待ちうけ時間:一瞬

○要塞のもつ効果(周囲2マスに作用する)
◇周囲2マスより内側を自陣に変える。(そうなると必然的に、周囲2マスより外側は、多分敵陣ってことになる。境界線はどちらの陣営にも含まない。)
◇要塞内では1ターンごとに味方キャラの体力と精神力が1ずつ回復する。

○マダマテ固有の効果
◇自陣内の味方キャラは、敵の特殊能力の対象とならない。(無効化ではなく、効果対象として認 識されなくなる)
※マップ全体に作用する特殊能力の場合も、周囲2マス内のキャラだけは無事(敵味方区別なく)。

※敵のメタ能力においても例外なし。
◇自陣内で、敵が設置していたフィールド効果を削除する。
◇自陣内にいる敵キャラクターのステータスや特殊能力を、強制的に「すらら」と同じものに変える。(キャラクターそのものを差し替える)

本文:スカーレット、架神恭介

♯付録(空憂愛キャラクター説明)123


№6【小竹】


 第3次ダンゲロスハルマゲドン時の生徒会長。つまり、ダンゲロス史上初めての生徒会長である。
 陰険なキャラ設定。魔人とは思えない貧相な能力。厳しい制約。微妙なキャラ性能など数々の負の面を持っていたが、広範囲ダメージ能力を持つ一発逆転可能なシークレットキャラだったため、劣勢であった生徒会の期待を一心に背負い、生徒会長として抜擢された。
 そして、ゲームでは能力の発動条件を満たすことすら出来ず惨めに殺された。
 そんな彼も日本人の判官贔屓気性からか、イラストが妙に格好良く描かれていたからか、SS内では実力者として書かれることが多く、死んだのは影武者であるとされ伝説上の英雄として神格化された。「逆襲の小竹」ではキャンペーン名に名前が使われるほどの大きな扱いを受け、同ゲーム内でもメンバーから絶大な支持を受けたが、小竹軍に集まった能力者たちはどれもこれも微妙な性能の連中ばかりであった。一部に熱狂的な信者を持ち、後に木蔭サツキと結婚、多くの子宝を授かったとされるがその後の消息は不明。


 なお、『ガス漏れ』という彼の特殊能力の性質上、ガス栓をひねることは能力発動の大前提で あり、彼が何よりも恐れているのはオール電化である。「逆襲の小竹」において彼が一軍を率いて立ち上がったのも、ひとえにオール電化の影響と言われている。また、遥か遠い未来では「ガス漏れを司る神」として小竹教により崇められており、この頃になると小竹が元は人間(魔人) であったことは忘れ去られている。「右の頬をぶたれたら、腹いせにガス栓をひねりなさい」の 教えが有名。
 2011年9月現在、ツイッターにてbotを持つ唯一のダンゲロスキャラクターであり(@KOTAKESAMA_BOT)、『シークレットガス爆発』という名の専用BGM(※)まで存在することから、その衰えぬ人気が伺われる。


本文:ヌガー、架神恭介


№7【ド正義卓也】


 初出はTRPGの「Aマホダンゲロス」。
 希望崎学園の生徒会長という設定で登場。ド正義が有罪と認めた相手を一睨みで即死させる『 超高潔速攻裁判』という能力を持つ。言い換えれば、審議→有罪確定→死刑判決→死刑執行までの流れを早回しする能力である。学内の治安維持において優秀な能力であり、荒廃極まる希望崎学園に仮にも秩序を取り戻したのは彼の功績とされている。
 しかし、当初はクールぶった利口キャラであった彼だが、鏡子とセックスしたことにより変な方向にキャラが崩れていき、途中から鏡子の性奴隷と化してしまい生徒会業務を放棄してしまった。ある時、学園有志により「ド正義更生計画」が発動され、パイプカットされたり、殴られて幼児退行するなどしたが、性奴隷から廃人にランクアップしただけで特に状況は改善されなかった。
 小説(架神BOX版)では、生徒会のトップとしてリーダーシップを発揮し、古くからのダンゲ ロスプレイヤーに「ド、ド正義が、活躍してる......」と驚愕されたが、小説中でもよく読むと大した働きをしていないし、それどころか、事件の原因は少なからずコイツにあるような気がしてくる。その後のダンゲロス界では流石に性奴隷設定、廃人設定こそなくなったものの、「いらんことを企画してムチャ振りしては生徒がひどい目に遭う」タイプのダメ上司なポジションに落ち着いている。野球試合を企画し野球部が全滅(小説「ダンゲロス・ベースボール」)、ダンジョン探索を指示して探索隊が全滅(小説「狂頭の試練場」)などなど。「有事にはともかく平時はダメダメ」と評されるが、EFB指定能力者、末那識千尋の学園見学の際は蜂に刺されて顔面がブクブクに膨れて能力が使えなくなるなど、ここぞという時にも役立たない残念な人物である。

 なお、ある世界においては鏡子と結婚しており、二人の曾孫に鏡介がいる。 鏡介が生まれた時には既にド正義は死去しており、鏡介は「過去に遡ってヒイ爺さんを殺してオレがおばあちゃんと結婚するんだ」と本気で言っていた。

本文:架神恭介

№8【範馬慎太郎】


 第3次ダンゲロスハルマゲドン時の番長グループメンバー。
 その能力『ムロフシ』は、ハンマーを投げつけるだけの単純なモノながら、直線長射程攻撃という性質上、渡り廊下制圧に絶大な牽制力を発揮し、ゲーム開始以前から生徒会メンバーを悩ませた。実際、ゲーム開幕と同時に生徒会の一人を打ち取る活躍を見せている。一構成員でありながら番長のあげはよりも大物視されており、生徒会長の小竹とは終生のライバル関係にあるとされた。
 風紀委員でもあり、その実績を元に生徒会長選挙に出馬したが小竹に敗れ、雪辱のため生徒会と対立する番長グループに下ったとされている。風評ばかりで実力が疑問視される小竹とは異なり、確かな実力者として扱われている。後に軍事クーデターを起こし、国会議事堂を占拠するが(『逆襲の小竹』)、結局クーデターが成功したのか等、その後の消息は不明。政治犯として魔人刑務所に投獄されたという話もある。
 架神BOX版では陣営を変え、生徒会最上級生として登場。風紀委員であり、陸上部主将であり、生徒会役員でもあるという忙しい人。また、作劇上の都合により能力には爆発属性が付与され 、大人の事情により能力名も『ミスバスターズ』と改名。元ネタはアメリカのテレビ番組『ミス バスターズ』から(この番組は科学実験番組にもかかわらず、スタッフはすぐに火薬を使いた がり、事あるごとに何かを爆破させようとする)。その上、なんとなくホモという設定になった。

本文:ヌガー、架神恭介


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