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2012年10月26日放送、東京MXテレビ『5時に夢中!』での上杉氏の発言について



東京MXテレビ10月26日放送『5時に夢中!』のなかで、上杉氏は記事盗用疑惑に対する弁明を行った。問題のリストについて上杉氏は、自分が読売記事からコピー&ペーストしたものではなく、 「ここにね、D氏からの情報提供って書いてあるんです」と言う。しかし上杉氏が指さしたところにそのような表記はなく、リストの下には、「著者調べ」という表記が見えていた


目次



番組書き起こし

<以下、該当個所書き起こし>
上杉   上杉隆・読売新聞データ盗用事件!・・・あ、疑惑。事件じゃねーよ。というのが先週起こったんです 。 何かと言うと、これはもうインターネットの世界でしかみんな知らないと思うんですけど、いきなりインターネット新聞のアゴラ、それからBLOGOSという、まぁこれ2400万人ぐらい読んでるといわれている大きな新聞なんですが、インターネットの、そこに突然このタイトルですね、「読売の記事を盗用した上杉隆氏」、こういうタイトル、見出しで出たんです。もう寝耳に水、ちょうど私ゴルフ場で那覇カントリーという、那覇ゴルフクラブという所で日本オープンの取材中だったんです。

上杉  それを見てあまりにビックリして、池から、池に落ちて、池からですね、ボールが3つぐらい出て来た感覚になっちゃいました。それ、なりましたって言うと嘘と言われちゃうんです。ええ、なっちゃったと。それで驚いたというこの記事だったんです。なぜかというと、私、盗用ということ自体がまずですね、この記事を書くのは自由なんですけど、まず取材されてないんです、誰一人。

上杉  それからビックリするのは、 盗用っていうのはこれ盗んだってことですよね? これジャーナリスト生命終わりなんですよ、これで。 まぁ今辞めてますけど、当時ジャーナリストやってる時代の記事ですから。3月11日、内容は、3月11日のあの発生の福島第一原発の事故、それによって放射能が外に出たと。外に出た。それは海外の、各国政府が避難勧告を出しました。その避難勧告がこれ( 各国政府対応表を指す )、こうなんです。で、読売新聞朝刊がこれですね。で、これが私の本の一部です。

上杉  これ前に出したのは、読売新聞は3月19日、それでこれは本ですけど、本当は3月23日現在。これはだから読売新聞の4日後ですね。これ出して載っけたんです。これ表だけ見ると、確かに、ああそのままじゃないかと思うんですけど、 私ここにね、D氏からの情報提供って書いてあるんです →検証1


上杉 :私ここにね、D氏からの情報提供って書いてあるんです 。(※動画該当個所


上杉  というのもじつは、( 読売表を指し )19日と覚えといて下さいね。 3月15日、それから16日、当時もう大混乱のときに、ラジオやニコニコ動画でこのことを言ってるわけです。フランス大使、言葉にしてフランスはこうですよって。まぁこれ大使館の情報見れば誰でもわかりますから。さらにもっと、あれは18日に、3月18日ですよ、枝野官房長官の会見に行って、このことを言ってるんです。というのも当日、オバマ大統領がホワイトハウスで演説をして、80km圏外にアメリカの軍人は避難しなさい。ここでも言いましたね、前ね、去年説明した通り →検証2

上杉  だから、 読売新聞の記事をまず読むことじたいが不可能な時に言ってる。だからまず、盗用ってのは難しいでしょう →検証3

上杉  ところが リストだけがこんど一緒だということでコピペしたっていう、これ疑惑が変わったわけです、急に →検証4

町亜聖  記事の盗用じゃなくてこの表をコピペしたっていう・・・

上杉  コピペ、コピペになったんです。でそれも、大混乱で私自身もこれはもう調べなくちゃいけない、確かに同じだと。 全部同じです。 で調べなくちゃいけないと。ただ中身は合ってるんですけど、調べようと言ったら、ずーっと調べたら、けっきょく私その時点で読売新聞をまず読んでなかったことと、それから、 情報提供者がこれ確実にこの情報だということを証言してくれたんです →検証5

上杉  そしてそこでどうしたかというと、これはもう全くちがう事実なんで、これの記事を書いたアゴラの池田信夫さんという経済評論家? 経済学者? よくわかんないんですけど、その人に対して内容証明を送って、これはあまりにも名誉毀損、そして全く事実無根なので、これ少なくとも盗用なんてことは、これは断定して書くのはおかしいということで、NHNJapan、これ元ライブドアです、に抗議を送ったと。

上杉  ところが、ぜんぜん抗議が効かないどころか、池田さんはまぁ、( 抗議文抜粋2を指し )これはあの抗議文、つまり内容証明の中身ですが、 さらに私のことをですね、ドンドコドンドコ誹謗中傷して、嘘吐き、捏造、デタラメ、インチキ、ゴルフが下手とか、こういう嘘ばっか言うわけです。 最後大事ですけど。え? ゴルフ下手とは言ってなかったかも知れませんけど。まぁいずれにしろそういう誹謗中傷をするんですが、何が大事かというと、先程の1個目と2個目( IPS森口問題・週刊朝日橋下問題 )と同じように、本人に当たってないんです、今の今まで。で、これは日本だけが許されることで、いくらインターネットとはいえ、こういうことをやってる国はないです。これは他の国だったらまず名誉毀損。

町亜聖  読売新聞から上杉さんにってのは無いんです?

上杉  無いです、無いです。

町亜聖  池田さんが・・・こう一生懸命

上杉  一生懸命やってる。あとインターネットでそれを煽ってる人たちが。だって読売新聞がそうだと思ったら私に抗議してくればいいわけです。ぜひお願いします。どうなるかよくわかりませんが。

上杉  そして、これを煽ってる人たちも何人かいたわけです。嘘吐き嘘吐きと。で、そのなかの池田さん自身もじつは色んな形で間違えてるんですよ。で、ツイッターというものに書いてるんです。たとえば池田さんていうのは原発は危なくない、原子炉は危なくないと言ってた人です。ところがこうやって、これはいま消しちゃってます、池田さんは。過去のツイートを見ると、要するに

C.池田氏過去ツイート文①

上杉  池田氏過去ツイート文①を指して読み上げる )とにかくですね、

D.池田氏過去ツイート文②

上杉  池田氏過去ツイート文②を指して読み上げる )つまり何が言いたいかというと、いま池田さんが言ってることと逆のことを言ってた。当時、大混乱。 次、次。

E.池田氏過去ツイート文③

上杉  池田氏過去ツイート文③を指して読み上げる )これ池田さんいま逆のことを言ってます。こういう風に言ってる人を、これ抗議してます。

町亜聖: これ多いわけですね池田さん。

上杉  これ池田さんが自分で言ってたのを、それをぜんぶ消して証拠隠滅して、いま逆のことを言ってるんです →検証6

上杉  これをやったのがじつはいま、今日ね、たまたまこの放送に入る前に、 私のことを同じように抗議してきた人もいたわけです。名前は敢えて今日は言いませんが、女性の有名なジャーナリスト。さきほどツイッターでツイートをぜんぶ削除しました、自分で →検証7

上杉  日本のジャーナリストの悪いところは、間違えたら、間違えたと言えばいいのに、誤魔化すわけです。 でこれはね、メディアのもう悪い癖で、だから間違えたら間違えた、( 池田氏過去ツイート文③を指して )これは間違えてないです、これは合ってますむしろ。ところがこれは消してる。そして自分はこんなことは言ってないと言って逆のことを言ってる。まぁこういうことをね、 くりかえしてるようなメディア、そしてそれを使ってるような人たちっていうのは、本当のことは国民や読者や視聴者に伝わるわけがないということで、私は・・・

中尾ミエ  もう何を信じていいんだか分かんなくなりますね。

上杉  自分自身を信じるしかないですね。ジョン・レノンも言ってました。最後はね、ヨーコと自分を信じるしかないと。懐かしいですね。

上杉  まとめを促され )そうか。ということで、はい、盗用疑惑もあった私が最後まとめたのは、ジャン! 何て書いた? 「『わかった報道』は盗用です」。説明するのはね、日本のメディアはね、わかったわかったと言いますが、じゃあ誰がわかったんだと。記者、そしてそのソースは何だ、これは盗用ですよってこと、ずーっと言ってたんです。まさに私が盗用したんじゃなくて、メディアが盗用したということが、過去の日本の報道だということを、すこし頭の片隅に置いて、みな情報のその出た出先というのはキチンと報じるようにしましょう。今日これをご覧の日本中の記者のみなさんに、重ねてお願い申し上げるとともに、東京都知事選の無事の成功をお慶び申し上げます。



上杉氏の弁明の検証

上杉氏は、これまで言われてきた記事盗用疑惑に対して新たな反論をしていない。挙げられた論点はいずれも既出であり、疑惑を払拭し得ないことが確認されている。また盗用疑惑とは別に、上杉氏は池田氏と江川氏に対して事実ではない話に基いて攻撃を行っている。

.画面のリストに「D氏」にかんする記述はなく、上杉氏が指さしている箇所にもそうした表記はない。リストには「 著者調べ 」と書いてある。

上杉氏の言うD氏とは、問題の記事の転載元となった、3月24日配信のメルマガに記載されたD氏のことを指すとおもわれる。メルマガには問題のリストについて「知己のD氏より提供」とあるが、後のダイヤモンド・オンライン記事ではそれが消えており、著書『国家の恥』では「著者調べ」になっている(※記事盗用疑惑2の追記参照)。

.上杉氏は3月15、16日に各国の退避措置について話したと述べているが、記事盗用疑惑2の2で検証したように、15日・16日の各国の避難状況は読売の記事にある19日時点の状況とは異なるので、問題のリストをもとに上杉氏が話すという事はありえない。また、各国の避難状況について上杉氏が何を話していたとしても、上杉氏が記事に掲載したリストが先行する読売記事のリストと国の並び順や文言、末尾の全角スペースにいたるまですべて同一であったという、盗用疑惑の根拠に対する説明にはならない。(※ちなみに上杉氏の挙げている仏大使館による退避勧告は、記事盗用疑惑2の1で説明されている通り、当時国内の各メディアによって伝えられている)

.上杉氏は「読売新聞の記事をまず読むこと自体が不可能」と言っているが、上杉氏が問題のリストをメルマガに掲載した当時、ラジオでは以下のように発言している。
『吉田照美 ソコダイジナトコ』2011年3月23日放送(音源該当個所から)
上杉  先週からずっと、大丈夫です、大丈夫です、という政府の発表を繰り返し、記者クラブは報道してきたんですよ。原発爆発する前、1号機2号機3号機。なんて言ってたかというと、絶対にそういう人的被害はありません、放射能漏れもありません、ご安心下さいと言ってたじゃないですか。だからあんときにそうじゃないって事もきちんと言えばいいし。炉心棒が出る前は、 全員ですよね、全紙 、メルトダウンは絶対ないと、絶対ないと言っていたんですよ。

.上杉氏は「盗用からコピペに変わった」と述べているが、疑惑は当初から「読売新聞の記事からコピー&ペーストして盗用された記事である疑いがある」という事で一貫しており、何も変わっていない。(※記事盗用疑惑

.上杉氏は、「情報提供者がこれ確実にこの情報だということを証言してくれた」と述べており、上杉氏のHPにも同様のことが書かれている。上杉氏はこれまでも「情報提供者がいる」、「証言してくれた」と言うものの、しかし、盗用疑惑を否定する証拠を公表していない。(※記事盗用疑惑2 追記

.盗用疑惑とは無関係な話である。池田氏について上杉氏は、「これ池田さんが自分で言ってたのを、それを全部消して、証拠隠滅していま逆のことを言ってるんです」と述べているが、実際は以下のように、池田氏の該当ツイートは消されていない。(※参考:上杉隆、ただのカン違いで『江川紹子と池田信夫はツイートを消した!」とテレビ等で大騒ぎ?

池田氏のツイート画像① 該当ツイート①

池田氏のツイート画像② 該当ツイート②

池田氏のツイート画像③ 該当ツイート③

Twilogで2011年5月23日より前の池田氏のツイート記録が無いため、上杉氏の言うとおり削除されたという誤解が生じるかもしれない。しかしこれはおそらく池田氏のTwilog登録が5月23日だったためであり、上記該当ツイート①~③のリンクを辿ればわかるとおり、元ツイートは存在する。

.上杉氏は江川氏のことを仄めかし、「これ〔証拠隠滅〕をやったのが実は、・・・女性の有名なジャーナリスト、先程ツイッターでツイートを全部削除しました、自分で。」と述べている。また、上杉氏は自らのHPでは江川氏を名指しで非難する告知をだしている。
Twilogで検索すると、江川氏が上杉氏についてこれまで書いたツイートを見ることができる(※1)。そしてTwilogの各々のツイートの日付をクリックすると、元ツイートへとジャンプする。ツイートが削除されている場合には「見つからない」旨が表示される為、これによりどのツイートが削除されたかわかる。これで江川氏のツイートを検索すると、少なくともこの放送日近くで削除されたことがわかっているのは 10月24日 の以下のツイートのみである。

これから明らかなように、上杉氏が江川氏について述べていることも事実に反している

また、上杉氏はブロゴスでの池田氏による記事について、「寝耳に水」だったと冒頭で述べている。しかし実際はそれ以前から盗用疑惑は話題になっており、上杉氏自身も池田氏をふくめ複数人とツイートでやり取りしている
(※togetter:上杉隆、ただのカン違いで『江川紹子と池田信夫はツイートを消した!」とテレビ等で大騒ぎ?

後日番組内での訂正

12月7日放映のMXテレビ『5時に夢中!』「学べるブラックニュース」において、上記6の池田氏のツイート削除という誤報について番組内で訂正が伝えられた。
しかし、町亜聖氏による訂正は「一部削除されていないツイートを、削除されていると誤ってお伝えしてしまいました」という、それ自体誤ったものである。実際は上杉氏が取りあげた池田氏のツイートは何れも削除されていない。また、江川紹子氏については訂正はなされていない。


参考





更新
2012.12.08 MXによる訂正放送にかんする追記
2015.2.13 現時点から読んでわかりにくい文章を一部修正