【とっとりアニカルまつり2013】を振り返る

ページ内写真はネット公開されていたものを引用している。

整理券配布は混乱無く終了

前回は配布時間の告知をしておきながらまったくそれが守られず、時間を守ってきた人が整理券入手できないという事態になった反省を生かし、今回はきちんと10時から配布が行われた。
4回目にしてやっとまともな配布が行われたのは喜ばしいことである。

整理券配布前のスタッフ対応はグダグダ

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これが【とっとりアニカルまつり2013】朝の、ライブ、トークショー整理券配布を待っている人たちの列である。
(推定100人。前の方は整列しているわけでなく、かなりバラバラに並んでいるのでこの程度と推測される。また、スタッフは除いた)
撮影されたのは9時半。
整理券配布開始まであと30分の段階で、列整理はまったくなされておらず、客はただ漠然と並んでいるだけである。
スタッフならきちんと整理し、スムーズに整理券の受け取りが出来るようにすべきであり、それが今年もなされてない時点で"出来るだけ働きたくない""誰かがやってくれる"という低レベルのスタッフしかいないのは明白だ。

整理券配布が終わり人が去るとグッズ販売以外は閑散

今回は天候の関係もあり、今までを振り返れば一番の盛況だったといえる。
https://twitter.com/akai_takami/status/381946262607523840/photo/1
これらを見れば、【とっとりアニカルまつり】が盛況なイベントであるように見えるだろう。

しかし整理券配布が終わると、あとはみな、アーティストのライブとトークショーを待つ時間つぶしをしていただけだった。
もしこのショーが整理券配布の直後にあったなら、参加客はそのまま帰路についただろう。
アニカルまつり側もそれを考えて午後からの開催にしたようだが、"整理券配布からライブまで退屈""時間をつぶすのが面倒""時間潰せるものが何も無い"という不満の声が多く見られた。
人が多く来場しているように見せようとした結果、意味の無いスケジュールになってしまったといわざるを得ない。
中途半端な待ち時間である分、土地勘のない人は観光すら出来ず、周辺でダラダラと時間を潰すことになったようだ。
本当に4回目の開催であるとは思えない素人丸出しの進行である。

さらに悲惨なのは正午をすぎたあたりからますます人がいなくなったところだろう。
グッズ販売目当ての客はグッズを買い、原画展を見たりはしていたがその他のコンテンツには興味がないようで帰っていく客が目立った。
そして午後に入るとライブにこそ客はきたもののそれ以外の来場はなく、表の痛車展示にも誰がいないという有様だった。
つまり固定客がうろうろしていただけで、新規来場者は正午以降あまり見込めなかったということだ。
なおイオン内にあるアニメイトは客が流れて増収につながったようである。

鳥取県ゆかりのものがないイベントの数々

女性向けアニメグッズの販売に関しては、これはアニメの舞台岩美町がひとえに頑張った成果であるといえる。
これこそが町おこしの真髄だろう。
この事に関してアニカルまつり側が、まるで自分達の手柄のように大きな顔をしているが、アニカルまつりはまったく関係ない。
その他はサンデーの原画展があったがコナン以外は鳥取県に関係がなく、結局岩見町を除いてはまたも鳥取県ゆかりの企画が登場しないという酷い状況だった。
(岩美町も厳密にはアニメの舞台になっただけで、鳥取県が目指す鳥取発のまんが・アニメコンテンツにはあたらない)
これでどこが鳥取県の町おこしになるのか。

何かが起きても対応できない、警備のずさんさは今年も変わらず

今回はテロ予告が出されていた。
・とっとりアニカルまつり2013にテロ予告が出た模様

いたずらの可能性が大きく、何事もなかったのは何よりであるが問題は、何の警備もせず、相変わらず"自分達さえ良ければ客はどうでもいい"という対応だったスタッフだろう。
手荷物検査すらなく、警備員もいない。スタッフは常に誰かと話し込んでいる状態。
テロだけでなく、自然災害などが発生し会場に危険があっても対応どころか"開催してるんで参加して下さい"と呼びかけるスタッフの姿勢(2011年)は、イベントを開く側としては正気の沙汰ではない。
補助金をかなりの額もらっておきながら、スタッフは完全無償で募集していることからも実行委員会のレベルはよくわかる。
何かが起きた時対応できるスタッフ以前に、スタッフとしてのメリットしか頭にない人間しかいないということだ。(有名人のサインがもらえる、グッズがもらえるなど)
しかし参加者は安心してほしい。
もし何かあってケガを負ったとしても、鳥取県がバックについている以上、補償金だけはしっかり払ってもらえるだろう。

今年の来場者の具体的な数字を推測

まず今年が今までで一番の来場者数だったというのは事実である。
金にあかせて集めたゲストと、岩美町のおかげだろう。
駐車場も昨年と違い満車状態であった。
(ただしこれらの車は朝から夕方まで駐車されたまま動いていないので、車での来場者数は一日通して500人程度であると思われる)

整理券の列に並んでいた人間は、整理券配布の最後が174ということから、最終的に並んでいたのは200人程度と推測する。
https://twitter.com/yuzu11230/status/381954301968384000/photo/1



また物販に関しても、話題になっていたアニメグッズ以外についてはそこまで人もいなかったため、午前中の来場者としてはのべ数として600人程度であろう。
(車での来場者ならびに整理券の列に並んでいた客は重複するものと考える)
その他の催し物来場者と、午後のライブについては整理券の客と重複すること、立ち見参加を考え、昨年の状況から推測すれば全体数として来場者数はのべ2500人が限界だろう。
おそらく昨年以上の結果を出さなければ存続も難しいという考えから、2、3万人の来場者数を捏造発表してくると考えられる。

去年は2万人きたと胸を張って発表していたが、実際それだけ人が来た事実はないし、ありえない。
・【とっとりアニカルまつり2012】でも来場者水増し疑惑

たった数十人の趣味のために毎年数億の税金が使われている現状

【とっとりアニカルまつり】が町おこしとして何の意味もないだけでなく、単なる税金の垂れ流しにしかなっていない現状はのべてきたとおりである。
参加した客の中には、"ライブが楽しかったから毎年やって欲しい""好きなアニメグッズを売っていたから来年も"という感想を持った者もいるだろうというのはわかる。
しかし、声優やアーティストのライブが無料でなければここまでの参加者は見込めないし、アニメグッズにしてもここでしか買えないものはない。単に先行販売というだけで、
コミケで企業ブースが先行販売しているのとなんら変わらない。
そういった事例だけを見て、"アニカルまつりは人がくる""鳥取県の町おこしに役立っている"と判断するのは間違いである。

現に昨年は声優ライブに客が参加した以外、人が押し寄せたコンテンツはなかった。
公式発表2万人だが実数は2000人もいなかっただろう。
そして今年のコンテンツにはまた、女性向けアニメ以外鳥取県ゆかりのものは除外された形だ。
これで町おこしというのは無理がある。
アニカルまつり実行委員会のたかだか数十人が遊ぶため、"町おこし"という効果のない大義名分のため補助金を含めた税金が毎年数億使われている。
やる気のないスタッフを見ても、彼らが本気で来場する客のための催し物を開く気がないのは明らかだ。
韓国に使われるかアニメコンテンツに使われるか、そんなくだらないことのために税金を納めたがる県民はいない。
これでは鳥取県の人口は減るだけである。
日本全国どこで開催されても同じという点で、【とっとりアニカルまつり】も【まんが博】も鳥取県には必要ない、という結論しか出てこない。

鳥取県は日本の漫画聖地でもないし、歴史あるまんが王国でもない。


【とっとりアニカルまつり】【まんが博】の来場者数をどれだけ捏造して発表ということになるのか、鳥取県民はよく監視しておいたほうが良いだろう。
平井知事が知事であり続ける限り、毎年何億もの金がたった数十人の娯楽のためだけに使い続けられるのである。

違法の可能性が出てきた


最終更新:2014年03月19日 16:28