まんが博は鳥取県に経済効果をもたらしたのか
発表されている経済効果
163億と77億ではかなり違う。
温泉地の経済効果
「はわい温泉」の昨年の宿泊客数は、テレビCMの効果もあり、5%増加。
三朝温泉と皆生温泉は10%の減と発表。
現時点で削除されているためソースとして下記を提示する
県内の主な温泉地の去年1年間の宿泊客数は、三朝温泉と皆生温泉が前の年と比べ10%近く減った一方で、
テレビコマーシャルに温泉の名前が登場した湯梨浜町の「はわい温泉」は前の年をおよそ5%上回りました。
県内の主な温泉地の旅館組合によりますと、去年1年間の宿泊客数は、三朝温泉がおよそ31万9000人、
皆生温泉がおよそ40万人と、ともに前年をおよそ10%下回りました。
一方で、去年2月に大手携帯電話会社のテレビコマーシャルで温泉の名前が登場した湯梨浜町の
東郷池のほとりにあるはわい温泉は13万8263人と、前の年をおよそ5%上回りました。
特に、コマーシャルが放送されたあとの去年の3月と4月は、ともに前の年を25%以上、上回ったということです。
はわい温泉・東郷温泉旅館組合は「テレビコマーシャルで温泉の名前が使われたことが、宿泊客数が伸びた
要因の1つではないか。現在は円安傾向なので外国からの客に期待したい」と話しています。
経済効果と現実の乖離状況
この二つを比べてみると【まんが博】効果よりも【テレビコマーシャル】効果の方が大きかったといわざるを得ないように思われる。
13億かけて163億円と自慢しているが、その経済効果は一体どこで得られたのだろう。
町おこし事業として観光客を誘致すべく行われ、実際320万人来場しているのであれば、温泉地にも当然宿泊客増の効果がなければおかしいはずなのだが。
何より、【まんがドリームワールド】【とっとりアニカルまつり】【国際マンガサミット】で盛り上がったはずの米子市にある皆生温泉が、宿泊客増どころか減少というのはどういうことか。
鳥取県は漫画こそ鳥取県の文化と胸を張るがそのような事実はない。
今まで基盤の無かったものをいきなり持ってきて成功しないのは2012年の結果がはっきりと示している。
経済効果がいくらあったと言ってみせたところで、県民の反応は冷ややかであり、認知も十分だったとはいえない。
そんなものを無理に"回数を重ねれば根付くはずだ"と進めるよりも、従来より存在している文化事業などの補助に回るのが先ではないだろうか。
鳥取といえば砂丘といわれるように、近年"砂の美術館"が盛り上がりを見せており、国内だけでなく海外からも大きく注目を集めている。
こうした方面にもっと力を注ぐべきである。
鳥取に新しい風を入れようとしたという点では【まんが博】関連企画に関わった各団体の発想は評価できる。
しかし経験不足、現状の認識不足が多々ある感は否めない。
理想を言うだけで実行せずでは何も残らない。
2013年の鳥取ふるさと大使の一人にサオリリス氏が決定した。
活動実績もある方であり、鳥取県が今年も予定しているまんが関連事業がターゲットとする年齢層には当てはまっている。
2012年に導入していれば【まんが博】の結果も大きく違っただろう。
2013年もまた、来場者数に明らかな捏造があると海外メディアからも指摘されないよう今度こそは地に足をつけた事業展開をしていただきたい。
県議会でも経済効果について疑問の声が集中
※情報は下記より内容を確認の上で転載させていただいた。
【鳥取】まんが王国建国イヤーの予算10億円から3億円に削減
発言そのものが常識を疑う。
税金の無駄遣いに大義名分を与えてどうするのか。
なお、以下の質疑応答が行われるようである。
○「まんが王国」・「北東アジアゲートウェイプラス」・「子育て王国」を考える
最終更新:2022年05月17日 11:38