集客につながるコンテンツのない【まんが王国とっとり】
結局【まんが王国】と言いながら認知度のある漫画家はたった2人
鳥取県は必死に"多くの漫画家を排出""数々の鳥取県を舞台にした漫画がある"と主張するが、漫画家のラインナップを見ても"誰?"と言いたくなるような名前ばかり。また、鳥取県を舞台にした漫画といわれてもまったく浮かばない。普通、漫画好きでなくても知っているような作品があって初めてそういえるのではないだろうか。
岩手県も多くの漫画家を排出しているが、こちらは名前を知っている人も多いだろう。
鳥取県が"自分たちの方が上"とバカにしてかかる高知県も、鳥取より以前から【まんが王国】を名乗っていただけあって、有名漫画家は多い。
結局、どれ一つとっても鳥取県が【まんが王国】たる根拠はない。
得意げに国内外へ向けてアピールするのをいい加減にやめてもらいたい。
やればやるほど印象が悪くなる
【とっとりアニカルまつり】及び【国際まんが博】が【花鳥風月】の名を悪用し、謝罪もせずに逃げていることは別項で触れた。
その他にも、来場者の水増し発覚、まんが博と関係があるとは思えないディズニーキャラクターの起用、CMに出ていたからというだけのトリンドル玲奈さん起用など既にネットでは"恥さらし"と指摘する声も多くある。
このまま【国際まんが博】の開催を続けていけばいくほと、鳥取県の評判は悪くなっていく。
ちなみにトリンドル玲奈さんは"鳥取に行った事もないし日本を故郷とも思ってない"などと発言している。
鳥取県のイメージアップにつながるとは思えない。
また、
このCMは鳥取県民の抗議により打ち切られている。
それを平井知事一人が大はしゃぎして持ち上げているのである。
まさに井の中の蛙である。
・【まんが王国とっとり】関連PR方法が変
同じ日に同じ催し物をぶつけて客の取り合いをする【まんが王国とっとり】
【とっとりアニカルまつり2012】は9日にアニソンコンサートが開催された。
がしかし、同日、倉吉の【まんがドリームワールド】でも声優などによるアニソンライブが行われていた。
同じ会場内で時間ごとに別の有名人が出てくるならまだしも、別々の会場でこれでは、相乗効果など狙えない。
それぞれが、"自分のところにさえ客が来ればいい"という考えでしか企画していないのはよくわかる。
ちなみに【とっとりアニカルまつり2012】とほぼ同じ内容が9月29日地元テレビ局主催・【まんが博関連イベント】として行われる。
企画が重ならないようにしよう、という考えもないようだ。
どこまで自分達でつぶし合い、客の取り合いをしたら気が済むのか。
【まんが王国とっとり】通信と言いながらまんがに関係ない内容
各所で配布されている、【まんが王国とっとり通信】だが、まんがと冠していることから、話題もまんがのことかと思いきや、【山陰海岸ジオパーク】の解説という、まんがとまったく関係のない内容。
観光地をPRしたいというのはわかるが、普段こういったことをせず、【まんが王国】だからとばかりに配信しているあたり、強引にこじつけているようにしか見えない。
【まんが王国】と何の関係があるのだろう?
これ以降も号を重ねつつ、古事記の話題が取り上げられているようだが、それはむしろ【神話博しまね】を開催している島根県側の話題を横取りしているだけではないだろうか。
町おこしといえばコスプレ・アニソンしか考えない人々
【まんが博】関連イベントであまりにもコスプレの文字をよく見るのでざっとわかる範囲で調べてみた。
9月8・9日 【とっとりアニカルまつり2012】とりコス
9月16日 湊山コスプレ大茶会
9月29日 秋のBSSまつり アニソンコスプレバトル
10月28日 北栄コスプレ大集合
11月10・11日 中華コスプレアジア大会
注)【まんが博】とは直接関係ないが、【とっとりアニカルまつり】実行委員会が4月に企画して大コケした、【よなごアニカル商店街~しょうてんがいコスプレまつり~】という企画もあった。
まんが博内の企画として多すぎると思わなかったのだろうか。
東京ならともかく、そもそもコスプレをする人口そのものが少ない鳥取県でこれだけ重複してコスプレイベントを行っても、客の取り合い、つぶし合いになるだけである。
つくづく横の連携を取る気はないらしい。
まだまだ無謀な企画が満載
NHk鳥取放送局では"アニメ化"を前提としたマンガコンテストを行うようであるが、審査員3人のうち2人が声優という、意味不明の人選。
声優が悪いとは言わないがせめて、漫画家に審査してもらうくらいは考えるべきだろう。
また、すでにいくつもマンガコンテストが開催され、惨憺たる結果であるにも関わらず、さらに重ねてコンテストを行うという考えも理解不能。
数をこなせば沢山作品が来るとでも思っているのだろうか?
【国際まんが博】関連で開催された、もしくは開催予定のマンガコンテストなど
- 第1回まんが王国とっとり国際マンガコンテスト
- まんがde読書感想
- 君が創る「故事成語」四コマ漫画作品募集
- デジタルマンガ・コンテスト2012
- テルマエ漫画コンテスト
- 古事記のマンガ・イラストコンテスト
- マンガコンテスト~NHKでアニメ化を目指せ!!~
- 鳥取県東部を舞台にした漫画の原作になる短編募集
鳥取県の人材を育てるはずなのに海外から募集
【第1回まんが王国とっとり国際マンガコンテスト】は海外にも鳥取県が必死で募集をかけ、約700点の作品が集まったとのこと。
しかし【まんが王国とっとり】とは、鳥取県自慢だとかいう、県内の漫画文化を紹介するのがコンセプトであり、海外の作品紹介は【国際まんがサミット】のコンセプトだったはず。
これだけ言うことやることがころころ変わる節操のない企画も珍しい。
コンテスト自体が完全なやらせだった
募集してもろくに集まらないコンテンツばかり
しかも募集結果公開が開幕約2月後。
残り期間たった二か月。
こういうことは開幕前に募集するものではないだろうか?
【とっとりアニカルまつり】のボーカロイド作品募集といいこれといい、作品を作って応募してもろくに日の目を見ない、ぞんざいな扱いしかされない、では作る側も敬遠して当然だろう。
クリエイターを育てていくとかいう【まんが王国とっとり】目的の根幹からしてこの有様。
いかに鳥取県や関係者が上辺しか取り繕っていないかというのがよくわかる。
最終更新:2020年10月08日 08:49